2018年09月19日

政府の独断専行は許さない、怒りの集会に集まろう


またもや昨晩は都内各地で「ゲリラ豪雨」が発生し、見事に巻き込まれてしまった。
 
今朝のあるニュース番組では、出演者の誰かさんが、「ピンポイントでゲリラ豪雨の場所は特定できなかったのか?」と、一見まともそうな疑問を投げかけていた。
 
そもそもゲリラとは「奇襲を多用する非正規部隊」のことで、「ゲリラ豪雨」自体が正式な気象用語ではないにもかかわらず、2008年ごろからマスメディアで使われ始め、今年の夏は各地で発生した集中豪雨を気象予報士も「ゲリラ豪雨」と呼ぶようになった。
 
先ほどのまともそうな疑問に対しては、その番組のMCのアナウンサーが、真面目に「いつ、何処に発生するのか予測不能なのでゲリラなのです」と答えていたのがなぜか笑えてしまった。
 
さわやかな朝にふさわしいのかは定かではないが、「世界に1つだけのペアを院生ペアが発見」というニュースがあった。
 
<世界に1ペアだけ “周りの長さも面積も同じ直角三角形&二等辺三角形” 慶大院生ペア証明>
 2018年9月19日05時00分 朝日新聞DIGITAL
20180919_asahi.jpg 世界に一組だけ、特別な関係を持つ三角形が存在する――。図形を扱う数学の幾何学に関する定理を、慶応大の大学院生2人が証明した。定理自体は小学生でもわかる内容。2人は「数学の奥深さや面白さを楽しんでほしい」と話している。
 証明に取り組んだのは、幾何学の問題で、「辺の長さが全て整数となる直角三角形と二等辺三角形の組の中には、周の長さも面積も共に等しい組は存在するか」というもの。慶応大大学院理工学研究科で数学を学ぶ大学院生の平川義之輔さん(28)と松村英樹さん(26)の2人が昨年12月に挑み始めた。
 2人はまず、三角形がたくさん出てくる幾何学の問題を、式を扱う代数方程式に変換させ、解がいくつ存在するか、という問題に置き換えた。その上で、現代数学の手法「数論幾何学」を用いて解いたところ、解が一つ存在することがわかった。
 この結果から、周の長さと面積が共に等しいものは、相似を除いて、「135、352、377」の辺を持つ直角三角形と、「132、366、366」の辺を持つ二等辺三角形の1組だけと証明された。定理は今後、「平川―松村の定理」などと呼ばれる。
 数学が生まれた古代ギリシャ時代には、「ピタゴラスの定理」など幾何学の問題は盛んに研究されてきた。平川さんは「私たちが証明した定理は、ギリシャ時代にも研究されていただろう。そんな定理が、数千年の時を経て、高度な現代数学の力で証明されたことはとても珍しく、また面白い」。松村さんも「(証明まで350年以上かかった)フェルマーの最終定理のような素朴な定理を証明することに憧れていたので、結果が出てうれしい」と話している。
 研究成果の論文は、米国の整数論専門誌「ジャーナル・オブ・ナンバー・セオリー」に掲載された。(石倉徹也)
 
オジサンの若い頃は、大学の学部には理系と呼ばれる学科には、「物理・数学・化学」という「基礎学科」と、それぞれに「応用」が冠として付けられていた「応用物理・応用数学。応用化学」という学科があった。
 
卒業して企業が即戦力として歓迎する学科は全て「応用○○」であり、面倒くさい理論を振り回すかのように思われた「基礎」学科は敬遠されていた時代であった。
 
したがって基礎学科卒業のオジサンの同期には、そのまま研究室に残る者(即、就職ができなかった者)や高校の教師になる仲間が多かった。
 
たしかに現実的には、基礎数学を学んでも日常生活には全く役に立たないかもしれない。
 
上記の慶大院生の2人は「幾何学」という最も身近な基本的な題材から応用数学的発想で現代数学手法を用いて、まさにコンピュータなしでは証明できなかった定理に辿りついたということで、「基礎なしには応用なし」を体現したのであった。
 
さて、話は変わるが最近の「お笑い芸人」顔負けの笑わせてくれることを街頭の聴衆の前で公言した政治家がいた。
 「『正直、公正。それが安倍晋三』自民・菅原元財務副大臣」 

■小池晃
 「正直、公正」は個人攻撃だからやめろって言ったのは、どこの党の方でしたっけ。
「売られた論争はとたんに買う」というけど、プーチンに何も言えなかったのはどこの誰でしたっけ。
■中馬一馬
 今年一番の渾身の冗談ですかね。
それにしても笑えない。
私たち野党がもっとしっかりしなくてはと決意を新たに致しました。 / 「正直、公正。それが安倍晋三」自民・菅原元財務副大臣
■「正直、公正。それが安倍晋三」なら、なぜ石破茂さんが「個人批判」と批判されたの?「売られた論争はとたんに買う」なら、なぜプーチンにその場で反論しなかったの?「人の悪口を言わない。人のことを批判しない」なら、なぜ「民主党」「日教組」としばしばヤジるの?
■嘘つきを擁護するときは、自分も嘘をつくか、嘘つきは嘘つきだと認めてそれを上回る美点をアピールしなければならない。美点がない場合は、やっぱり嘘をつかないと擁護できない。→「正直、公正。それが安倍晋三」自民・菅原元財務副大臣
 
いまから3年前の9月19日、多くの有識者たちがわが国の「立憲主義」や「民主主義」そして「平和主義」が失われたと怒りに燃えたのが安倍政権による「戦争法」の強行採決であった。
 
それ以降、9月19日がいわゆる失われたものに対する「命日」であり月命日として、毎月「19日」には国会前抗議行動が続けられている。
 
その強行採決に反対して多くの市民が国会前に集まったが、とりわけ若い人たちが一種の危機感を持って集まり、なかでも、今も語り続けられている、ある若い女性の国会前のスピーチが印象的であった。
 
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 安倍晋三さん。私は、あなたに底知れない怒りと絶望を感じています。
 先週、衆院安全保障特別委員会で、安保法制がクーデターとも言われるかたちで強行採決されました。
 被爆国として、軍隊を持たない国として、憲法9条を保持する国として、私たちには、平和について真剣に考え、構築し続ける責任があります。70年前に経験したことを、二度と繰り返さないと、私たちは日本国憲法をもってして誓ったんです。
 武力に頼る未来なら私はいりません。人殺しをしている平和を、私は平和と呼びません。いつか私も自分の子どもを産み、育てたいと思っています。だけど、今の社会で子どもを育てられる自信なんかない。
 安倍さん、私のこの不安を拭えますか? 子どもを持つ親御さんたちに、安心して子育てができる社会だと言えますか? 
・・・中略・・・
 憲法を守れないこの国の政府は『この道しかない』とか言って、安倍政治を肯定しようとしています。平気で憲法違反するこの国の政府に、どうしたら国際社会の平和を構築することができるのでしょうcか。
 国会で野次を飛ばすような稚拙な真似をしてみたり、戦争を近所の火事に例えたり、粛々とあの美しすぎる大浦湾を埋め立てようなんて、私には本当に理解できません。あなたの一切の言動に、知性や思いやりのかけらを感じたことがないし、一国民としてナメられている気がしてなりません。
 安倍さん、私はこれ以上、私が生きるこの国の未来を、あなたに任せることはできません。私が願う、一人ひとりが大切にされる、民主的で平和な明日を、あなたと一緒に作りたいとも思わないし、あなたと一緒に作れるとも思いません。
  あなたの手の中に、民主主義もこの国の未来もありません。ここにいる私たち一人ひとりで勝ち取りましょう。
 2015年7月24日。私は安倍政権に退陣を求めます。
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「底知れない怒りと絶望」、「平気で憲法違反する」、「国会で野次を飛ばすような稚拙な真似」、「知性や思いやりのかけらを感じたことがない」など、戦後の内閣総理大臣は30名以上誕生したが、これほどの辛辣なことばで批判された総理大臣は皆無であった。
 
明らかな憲法違反であると、この法案が成立以降、違憲訴訟原告が全国で7000人を超えたという。
 
弁護士らでつくる「安保法制違憲訴訟の会」の呼び掛けに応じた集団訴訟では、平和的生存権が脅かされたことへの損害賠償や、同法に基づく自衛隊出動の差し止めを求めている。
 
同会によると18日現在、22の地裁で係争中で、原告総数は7516人に上るが、裁判所が安倍政権に忖度しているのか判決が出た訴訟はない。 
 
在京大手紙では朝日新聞だけが「社説」で「安保法3年 『実績』作りに走る危険」と指摘していた。
 
・・・前略・・・
典型的なのが「国際連携平和安全活動」だろう。国連平和維持活動(PKO)でなくても、それに類する活動であれば、自衛隊の派遣が可能となった。
 この規定を根拠に、新たな動きが出てきた。政府は、エジプト東部のシナイ半島でイスラエル、エジプト両軍の停戦監視をしている多国籍監視軍(MFO)の司令部に、陸上自衛隊員2人の派遣を検討している。
 PKO参加5原則が条件とされるが、そのつど法律をつくらなくても、自衛隊が国連のお墨付きのない活動に従事できるようになったのは、大きな政策転換だ。にもかかわらず、国会での議論は不十分だった。
 なぜシナイ半島なのか。中東政策全体の中での位置づけも明確でない。実績作りのための「派遣ありき」ではないか。
 この3年、政権は安保法に基づく活動を拡大させてきた。海上自衛隊の米艦防護や南スーダンPKOへの駆けつけ警護の任務付与……。その多くは国民や国会の目の届かないところで行われてきた。一連の日報問題に象徴される防衛省・自衛隊の隠蔽(いんぺい)体質と文民統制の不全を改めることこそ優先すべきである。
 重要な問題を置き去りにしたまま、軍事優先の安保政策を推し進めるこの政権の姿勢には、強い危惧を禁じ得ない。
 対北朝鮮政策でも安保法を背景に日米で軍事的な圧力をかけ続けた。米軍が攻撃に踏み切れば、日本が巻き込まれる恐れが強い。それが本当に正しい政策なのか、再考すべきだ。
 中国が軍事拠点化を進める南シナ海でも、海上自衛隊の潜水艦と護衛艦が、対潜水艦戦を想定した訓練を実施した。中国への牽制(けんせい)が狙いだろう。公海での訓練に法的な問題はないとしても、緊張を高めかねない。外交努力と組み合わせた抑制的な対応が賢明ではないか。
 何より、安保法の違憲性は変わっていない。法の欠陥を徹底的に議論すべきだ。立憲主義と民主主義を取り戻し、安保政策を立て直す。政府の独断専行は許されない。
  
安倍晋三の口癖ではないが、今、まさに「政府の独断専行は許されない」という多くの市民の怒りを結集するときであろう。
 
今夜、「戦争法からまる3年、安倍9条改憲NO!沖縄・辺野古新基地建設阻止!9・19日比谷野音集会」が18時半から開始される。
日時:9月19日(水)18:30〜(18:20からプレコンサート 集会後、銀座デモ)
場所:日比谷野外音楽堂
共催:戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会
   基地の県内移設に反対する県民会議
   「止めよう!辺野古埋め立て」国会包囲実行委員会
<プログラム>
・プレコンサート(なりぞうさん)
・主催者挨拶、
・国会各野党代表挨拶(党首クラスの参加を要請中)。
・連帯挨拶:
 安保法制に反対する学者の会(上野千鶴子さん)
 「止めよう!辺野古埋め立て」国会包囲実行委員会(発言者未定)
 九条の会(渡辺治さん)
 沖縄から(山城博治さん)
・デモ:第1連 サウンドカー(沖縄の三線・TOYOさんほか)。
※デモは、鍛冶橋駐車場前 流れ解散

 
おまけに、毎回すばらしい動画を作ってくれているこの人の作品を見れば、いかに安倍晋三は嘘つきでその場しのぎの姑息な人物であるということを皆が分かってくれるのではないだろうか、とオジサンは思う。  


posted by 定年オジサン at 12:17| 神奈川 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする