2018年10月04日

出処進退の潔さの違いが、おじさんの評価につながる


輸入品の関税率の掛け合いで、まさに「チキンレース」になりつつある米中貿易戦争。
 
その米国の張本人が実は、3歳で父親から年収として20万ドルを与えられ、8歳の頃には100万ドルの資産を持つ億万長者に。以後、学生時代に100万ドル、40〜50代になっても500万ドル以上をもらい続け、結局、現在の価値として少なくとも4億1300万ドル(約470億円)を受け取りながらも、兄弟とダミー会社を作り、贈与をごまかしたり、両親の不動産価値を低く見せかけたりするなど、「あからさまな詐欺を含め、疑わしい課税対策」に関わったと米国メディアが報じていた。
 
(トランプの時代)続く醜聞、中間選挙逆風 脱税疑惑「納税5.5億ドル→5千万ドル」
 
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【朝日新聞DIGITALより】

 
関連性は全くないが、いっぽう中国では、国際的な人気女優と所属会社が巨額の脱税をしたと認定し、追徴課税や罰金として約8億8千万元(約146億円)を支払うよう命じられたとの報道があった。
 
中国人気女優、脱税で146億円支払い命令
 
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【日本経済新聞より】

 
日本人でも過去に脱税で捕まった有名人がいたが、上記の2人の脱税額のけた違いには改めて驚くばかりである。    
 
さて、第4次安倍改造内閣が3日、本格始動したが、少子高齢化に対応するためとして「全世代型社会保障改革担当相」を新たに設け、すべての世代が安心できる制度づくりを目指すと訴えていた。
 
安倍政権は「地方創生」「一億総活躍」など次々と看板政策を掲げ、内閣改造で担当閣僚を新設してきたにもかかわらず、政権の長期化で「看板政策担当相」の兼務が重なり、それぞれの政策の本気度に疑問符がつきかねない状況になっている。
 
看板政策 兼務多すぎ 『担当相』政権長期化で乱立」 
 
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【東京新聞より】
 
   
当然ながら、「内閣改造『評価せず』45% 麻生氏留任『よくない』51%」という共同通信の調査結果がでた。
 
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【東京新聞より】
 
恒例ではあるが、サラリーマン向けの夕刊紙の常連の政治評論家や大学教授、そしてジャーナリストたちの、改造内閣等に関するコメントを集めてみた。
 
自壊へ一直線 『安倍改造内閣』国民唖然の酷い顔触れ
 
「ここまでヒドい組閣をするのか、と言葉を失いました。沖縄県知事選で突き付けられたアベ強権政治へのNO、総裁選で地方票が示した異議申し立て、モリカケ問題を巡るアベ首相の説明に納得できない7割超の世論はすべて無視。国民に挑戦状を叩きつけた布陣です」
「分かりやすいほどの憲法改正シフトです。盟友の加藤総務会長もそうですが、安倍首相と思想信条が近い下村氏を本部長に据えることで、党内の反発を抑え込み、改憲論議を強引に加速させる思惑がミエミエです」(五十嵐仁・法大名誉教授=政治学) 
 
「ポイントは安倍首相の出身派閥で党内最大の細田派の処遇です。4人が入閣した第2派閥の麻生派の後塵を拝する3人にとどまった。派内は総裁選で誓約書を取らなければならないほど不満分子を抱えているのにこの扱いでは、足元から揺らぐことになるでしょう」
「大臣室での金銭授受が発覚した政治家は、日本の政治史上初めてのケースではないか。強権的な安倍政権が法務・検察を抑え込んだことでブタ箱入りを免れ、命拾いできただけで、本来であれば永田町から排除されるべき人物です。安倍首相自身、99年の下関市長選を巡り、対立候補の選挙妨害を依頼した暴力団と報酬でモメ、自宅に火炎瓶を投げ込まれた騒動が持ち上がっている。選挙で勝つためには、倫理も法令順守もクソ食らえということなのでしょう」(政治評論家の本澤二郎)
 
「この改造人事は論評に値しません。総裁選で自分を支持した派閥領袖の言いなりで待機組を受け入れただけ。専門分野も何もあったものではない」(元NHK政治部記者で評論家の川崎泰資)
 
「今回の改造は、大臣待機組を手なずけることが目的。おのずと人選は『滞貨一掃』となるわけで、問題を抱えた人物が入り込んでいてもおかしくはありません。野党にとっては格好の追及材料となる可能性があります」(政治評論家の山口朝雄)
 
「訪問回数は重ねたかもしれませんが、河野外相は、断交呼びかけやNPR礼賛など、この1年で日本の国際的な地位をおとしめただけ。史上最低の外相です。ポンペオ米国務長官やラブロフ露外相は、平壌で金正恩委員長と会談していますが、河野外相はやろうとしない。安倍首相の訪朝が容易じゃないなら、なぜ自らが平壌に行こうとしないのか。実行力もビジョンも何もないのです」(元外交官の天木直人)
 
「入閣待機組は5年10カ月、黙って安倍首相を支持してきました。しかし、今回は安倍政権にとって最後の内閣改造になる可能性がある。来年の参院選で大敗したら退陣かもしれませんし、逆に勝利すれば閣僚をかえる必要がなくなりますからね。もはや待機組がじっと我慢している必要はなくなったわけです。内閣に何かスキャンダルでもあれば、反安倍に回るでしょう」
「麻生、菅、二階の骨格3人を留任させたのは、ポスト安倍への蠢きを抑え、グリップするため。お友達重用と派閥均衡の“守り”の人事ですから、何かを成し遂げるための内閣ではなく、国民には響きません。改憲以外、何をやろうとしているのかが見えず、期待感は出ないでしょう」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫)
 
「安倍首相は新内閣を『実務型の全員野球内閣』としました。こんな当たり前のことしか言えないのは、レームダック化の裏返し。強気で我が道を行くのが持ち味だったのに、よほど追い込まれているのでしょう。もはや安倍1強を恐れない党内の『反安倍』の動きは抑え切れません。来年の参院選まですら持たないかもしれません」(政治評論家・野上忠興)
   
まだ具体的な仕事もしないうちに、これだけの悪評高い内閣なので、早く臨時国会で新大臣(死んだ異人:最初の誤変換)たちの答弁ぶりが楽しみである。
 
話は全く変わるが、現役時代にはまともな時間に帰宅したことが無く、週末は徹夜が多かったので、家で夜のテレビドラマなどは全く見る機会がなかった。
 
しかし定年後は「夜の会議」は増えたが、比較的日中の時間帯に余裕ができた。
 
その時間帯は過去の放映済みの人気番組を再放送している局が多い。
 
再放送番組の中でも、特に「必殺シリーズ」ものは録画したりしてまとめて見ることが多い。
 
その必殺シリーズの中で、1975年から1978年にかけて出演した草笛光子は現在はもうすぐ85歳だが、当時は40代に前半で、とても魅力的な存在であった。
 
1960年に作曲家の芥川也寸志と結婚するも、結婚生活は2年で破綻し、その後の再婚話は聞いていない。
 
なぜ、突然、草笛光子のことを思い出したかと言えば、週刊朝日の連載「前川喜平の”針路”相談室」でのこの人のこんな記事を読んだからであった。
 
<【相談室】なぜおじさんは若い女の子が好きなの? 前川喜平の答えは>
 2018.9.27 11:30 AERA dot.
 文部科学省で事務次官を務めた前川喜平氏が、読者からの質問に答える連載「“針路”相談室」。今回はおじさんが不思議という20代後半の女性からの相談です。
*  *  *
Q:おじさんって、なんで若い女の子が好きなんですか? 極端な年齢差のカップルを見ると「なぜ?」と疑問が消えません。 20代後半になってから、なぜか同世代より中高年のおじさんにモテるようになりました。合コンでも、おじさんは30代のお姉さんの方には行かず、20代後半に来る率がすごく高いんです。
 そうやって出会ったおじさんと、何回かデートしたこともありますが、一見若そうでも、2人で会って話すととてつもない年齢差を感じて、男女の関係としては無理があると思ってしまいます。しかも、完全に遊びというのもわかります。
 お互いに時間の無駄ですね。デートする私も私ですが。おじさんが若い子を狙う理由を知りたいです。(東京都・28歳・女性・フリーランス)
 
A:「♪私が〜オバさんに〜なっても〜泳ぎに連れてくの〜?」
「♪とても心配だわ〜あ〜なたが若い〜子が好きだから」※
 そう言えば、森高千里さんの歌で、こんな曲がありましたね。ご質問を読んで、つい頭の中でリンクして、再生してしまいました。すみません。
 60代の私からすると、20代も30代も変わらない気がするのですが、まあ、世の中にはいろんなおじさんがいますから、いろいろ物色してみたらいいんじゃないでしょうか? ただ、あなたが本気でパートナーを探しているならば、ご自身ですでに認識されているように「時間の無駄」だとは思います。お察しの通り、そうした合コンに来ている多くのおじさんは、完全に遊びでしょうから。
 しかし、世の中のおじさん全員が、若い女性が好きかと言えば、そんなことは断じてないですよ。たしかに、男性という生き物には、若い女性に反応してしまう傾向がDNAに組み込まれているのかもしれません。しかし、それはあくまで生物学的なレベルの話です。
 男性だって、年をとるほどに若い女性にはない魅力がわかってくるものです。実際に、年を重ねるほどに魅力を増す女性っていますよね。その魅力というのは、人生経験を積んだからこその深みや、文化的な豊かさ、生き方そのものの輝きなど、一言で言えば人間的な魅力です。これは年齢を超えた魅力だと思います。
 例えば、今のキョンキョン(小泉今日子)はすごく人間的魅力があると思う。若いアイドル時代よりずっといい。この前も、下北沢の劇場に、キョンキョンの舞台を見に行きましたよ。キョンキョンは、52歳になった今も「私は私」という生き方を貫いていて、これぞ“折れない自分”を持っている人だなあと思います。
 自分が望む生き方を自ら選択してのびのびとしている人って、本当にすてきです。キョンキョンは、若さなんかに全く執着していないと思うし、年齢とは違う次元の魅力の持ち主だと思う。年を重ねるごとにすてきになる人と言えば、落合恵子さんや草笛光子さんなんかも思い浮かびますね。年を重ねた人間的魅力の究極の姿は、瀬戸内寂聴さんのような人でしょうか。
 女性の方でも「枯れ専女子」(「枯れ専」=「枯れた男性専門」の略語。年配の男性好きの女性)っていますよね。やはりそれは、人生の知恵や、人間としての経験など、人間的な魅力を求めているということではないでしょうか。女性であれ男性であれ、若さだけが魅力ではないのです。
※週刊朝日  2018年10月5日号
 
2017年1月20日、文部科学省における再就職等規制違反を受け文部科学事務次官を退任した前川喜平。
 
当時の官房副長官の杉田和博が「前川氏は責任を取って辞めるべきで、定年延長は難しい」と文科省に回答し、前川から「せめて(定年の)3月まで次官を続けさせてほしい」という要求があったが杉田が「こうした問題に関する処分は、まずは事務方のトップが責任を取ることを前提に議論しないといけない」と無理であることを直接伝えたと、当時の産経新聞は「前川喜平前次官が『せめて定年まで次官を続けさせて…』と懇願していた!?」という官邸側のリーク記事を掲載していた。
 
いっぽう、前川喜平より4歳若かった財務省事務次官であった福田淳一事務次官は、明らかなセクハラ疑惑に弁明も謝罪もせずに退職に追い込まれた。
 
その後、福田は世間から忘れられてしまったが、前川はメディアでも相変わらず活躍の場を与えられている。
 
同じ優秀な事務次官でも往生際の悪さがその後の人生に大きく影響するのであろう、とオジサンは思う。

     
 
posted by 定年オジサン at 12:47| 神奈川 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする