2018年10月12日

豊洲市場の寿命は意外と短いかもしれない


6月12日の米朝首脳会談以降、北朝鮮が一気に時代の寵児になりつつある。
 
もっとも北朝鮮に米国が接近したことに危機感を覚えた中国とロシアが「社会主義国」の先輩面したいということも手伝っている。
 
したたかな金正恩は2つの大国に対してはそれなりに一定の距離感を持ちつつも、擦り寄っていることは確かである。
 
30代の若者がうまく中露を操っているかのようにも見えるしたたかさも垣間見える。
 
金正恩は距離的にも近い中国に3度も訪中し習近平と会談している。
 
このためロシアも金正恩委員長をロシアに招待しているのだが日程の調整中と伝えられている。
 
そんな中で、最近ではこんな動きがあるという。
 
<ロシア、後ろ盾姿勢鮮明 北朝鮮国交樹立70年>
 2018年10月12日 朝刊 東京新聞
 【モスクワ=栗田晃】ロシアと北朝鮮は12日、国交樹立から70年を迎える。ロシアは北朝鮮の核・ミサイル開発を巡る国連安全保障理事会の制裁決議順守をアピールしつつ、非核化進展に伴う制裁緩和も強く主張。金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が近くロシアを訪問するとの見立てもあり、旧ソ連時代からの友好国として後ろ盾となる姿勢を鮮明にしている。
 多くの北朝鮮労働者を受け入れてきたロシア極東ウラジオストク。住宅修繕会社の男性社長は、本紙の電話取材に「1年前は10〜15人の北朝鮮労働者がいたけど、いまはゼロ。代わりにウズベキスタン人を雇っている」と明かす。
 昨年の国連安保理決議で北朝鮮労働者の労働許可更新を禁じ、2年以内の本国送還を求めたからだ。ロシアメディアによると、ロシア国内にいた半数の2万人が帰国したとされる。
 一方、北朝鮮問題を担当するモルグロフ外務次官は、韓国、北朝鮮と鉄道やエネルギー網を結ぶ3カ国共同事業を見据え、9月の経済フォーラムで「最終的な解決を待たずに、事業の準備に入るべきだ」と主張。今月9日にモスクワで開かれた北朝鮮、中国との3カ国外務次官級協議では「非核化に向けた重要な措置を考慮し、安保理の制裁決議を適時見直すべきだ」との共同声明を発表した。
 こうした動きに対して米国は、海上の積み替えで禁輸品の石油製品など北朝鮮に持ち込む「瀬取り」にロシアも協力し、すでに制裁を骨抜きにしていると非難。米財務省は8月、瀬取りに関わったとして、ロシアの海運会社2社などを資産凍結などの制裁対象に加えた。ロシア科学アカデミーのトロラヤ・アジア戦略センター長は「ロシアの制裁違反があったかのように、圧力をかける米国のいつものやり方だ」と批判した。
 
北朝鮮を巡っては表向きは国連安全保障理事会の制裁決議を遵守する姿勢を取りながらも裏では中国と共に北朝鮮を支援しているロシア。
 
そのロシアが従来の北朝鮮問題における「6ヵ国協議」から日本を除外した「5カ国協議」を提唱している。
 
<朝鮮半島問題、5カ国協議の必要性で一致=ロシア>
 2018年10月10日 REUTERS
 [モスクワ 10日 ロイター] - ロシア外務省は10日、朝鮮半島の緊張緩和のため、米国と韓国を交えた5カ国協議が必要だとの認識でロシア、中国、北朝鮮が一致したことを明らかにした。
 ロシア、北朝鮮、中国の外務次官が9日にモスクワで会談し、関係正常化のため5カ国協議に支持を表明したという。
 
これに対しては国内からこんな反応が起きている。     
完全に「日本」が外された訳であり、それが安倍晋三の「無能外交」という形で鮮明になったということであろう。
 
少なくとも中国、ロシア、北朝鮮からすれば、日本は常に米国の顔色を伺いながら行動していると見透かされており、あえて北朝鮮を巡る協議には不要とみなされている。
 
こんなことで、果たして安倍晋三は残りの3年間で「日中会談」と「日ロ会談」、さらには「日朝会談」を実現し残された懸念を解決することができるのか、ということである。 
 
もはやレームダック化している安倍晋三には静かに引き取ってもらいたいものなのだが、昨日、「豊洲市場開場だからあえて問題点を再確認する」とつぶやいたが、新たに生まれた豊洲新市場の初日は予想通りの混乱とトラブルが発生していたが、さらに深刻な問題が内在している。
 
<「豊洲市場は震度5強以上で液状化」ターレや大渋滞より深刻な問題を専門家が指摘>
 2018.10.12 07:00 AERAdot.
 火事に大渋滞、ターレに挟まれて女性がケガ…… 築地に代わる東京の新たな中央卸売市場として11日に開場した豊洲市場(江東区)は、初日からトラブルが相次ぐスタートとなった。
 そもそも、豊洲市場へのアクセスの悪さや場内の不便さは、これまで市場関係者や専門家からたびたび指摘されてきた。早くもその懸念が的中したことで「豊洲市場は本当に安全なのか」との不安は、しばらく消えることはなさそうだ。
 ただ、渋滞や市場内の混乱は、時間をかけて対策をすれば、いずれ解決できるかもしれない。しかし、豊洲市場には建物の根本に関わる致命的欠陥がある。これまで繰り返し指摘されているとおり、地下に存在する汚染された土壌だ。
 仲卸業者の宮原洋志さんは、こう話す。
「豊洲は地盤が弱く、地震で液状化が起きる可能性がある。そうなれば地下の汚染土壌が噴き出し、有害ガスが発生するかもしれない。これは働く人の命に関わることです」
 よく知られているように、豊洲市場は東京ガスの工場跡地に建設されていて、地中にはシアン、水銀、ベンゼンなどの有害物質に汚染された土壌がある。東京ガスもそのことを認識しており、当初は跡地を都に売却することをしぶっていたほどだ。
 都はそういった“いわくつき”の土地であることを承知で購入していて、土壌汚染対策の柱として考えていたのが「盛り土」だった。ところが、本来は盛り土で埋まっているはずの建物の地下が、空洞になっていたことが16年に発覚。地下水から環境基準の100倍以上となるベンゼンも検出された。
 その後、追加安全対策工事が実施され、小池百合子東京都知事は今年7月31日に安全宣言を出した。しかし、対策はいつも後手後手で、市場関係者の不安は消えていない。
 では、追加工事で本当に地震に耐えられる市場になったのか。一級建築士の水谷和子氏は、否定的な見方をしている。
豊洲市場の建物以外の部分は、144ガルまで耐えることができます。しかし、144ガルは震度5程度の揺れですので、震度5強以上では液状化の危険があります。実際に液状化が起きれば、地中から有害ガスが噴き出し、豊洲市場は大きな打撃を受ける可能性が高い
 都も、豊洲市場の地盤が弱いことを認めている。2012年に作成した「東京の液状化予測図」では、豊洲市場とその周辺は「液状化の可能性が高い地域」と「液状化の可能性がある地域」に指定されている。
 また、昨年8月の「豊洲市場の液状化対策と築地市場における地盤工学的問題」では、2011年3月11日の東日本大震災で、地盤改良前の豊洲市場建設地で108カ所で地下の砂が噴出したことが確認されている。ちなみにこの時、豊洲市場から築地市場の距離は約2キロだったが、築地市場の方は建物も地盤もほとんど被害がなかった。
 問題はこれだけではない。仮に大地震が起きても、地下の汚染された土壌や水が地表に噴出しないよう、都は地下水の水位を干潮時海水面(荒川基準点)から1.8メートル以下にすることを求めている。ところが、これもすでに維持できていないのだという。前出の水谷氏は言う。
「都は、7月19日に水位を測定した結果、1.8メートル以下を達成したのは約4割、最高値は2.65メートルでした。しかも、測定日以前の2週間で雨はほとんど降っていません。そこで、10月1日の水位を確認したところ、1.8メートル以下は33カ所中、わずか7カ所だけ。3メートル以上の水位になっているポイントも複数ありました。これでは、地下から有害な空気が地表に上がってきてもおかしくありません」
 ある仲卸業者は「引越し作業をしている時に異臭がした」と話す。これが設備の修繕で解決するのならいいが、仮に地下水が管理できていないとなると、豊洲市場の安全宣言の根幹を揺るがす重大な問題になりかねない。
 前出の宮原さんも、都の安全宣言を信じられずにいる。そこで宮原さんは、豊洲市場が事故や災害で機能しなくなった時に備え、しばらくは築地市場をそのまま維持しておくことを訴えている。11日には、閉場した築地市場で店を開き、実際に商品を販売した。営業を続ける限りは、都も強引に築地市場の解体作業を進めることはできないだろうと考えたためだ。宮原さんは言う。
「豊洲市場は、見せかけはいいが中身は問題だらけ。いざという時のために、仲間が残ってこれる場所を残しておきたいのです」
 豊洲市場の問題は、まだまだ終わりそうにない。(AERA dot.編集部/西岡千史)

開場初日の豊洲市場周辺の交通渋滞は今朝には解決したらしいが、豊洲市場内の小さな設計不備などは、そこで働く業者たちが腹をくくって頑張れば徐々に慣れてくるかもしれない。
 
しかし働く業者がいくら頑張っても解決できないのが地震による被害であろう。 
 
最近、日本の各地で地震が多発しており、南は九州の熊本地震から今年は北海道の胆振地震まで、さらに震源地が茨城、千葉、埼玉等々と内陸に多くなっている。
 
すでに、「首都直下地震、いつ起きても不思議ではない状態…すでに千葉でM6級が頻発」ということから、築地市場は83年間の歴史があったが、豊洲市場はどうやらそれほど長くはないような気がしてくる、とオジサンは思う。

posted by 定年オジサン at 12:31| 神奈川 ☔| Comment(0) | 築地市場移転問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする