2015年02月23日

日本人が辺野古で米軍に拘束される

昨日までは朝起きた時の室温は10℃以下だったが、今朝は10℃を超えていた。
 
文字通り「三寒四温の候」になってきた。
 
首都圏では今日の最高気温が19℃まで上がると予報されていた。
 
しかし日本の南の島では、それどころではない出来事が起きている。
 
在京大手紙が揃って報道していた日本最西端の沖縄県与那国町(与那国島)で昨日行われた陸上自衛隊の部隊配備について賛否を問う住民投票の結果。
      
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政府広報紙は「抑止力強化に追い風…陸自配備『賛成』過半数」と諸手を挙げた歓迎ぶりで、政府忖度紙も同じような論調で「自衛隊配備『賛成』多数 沖縄・与那国の住民投票」と結果の報道が中心である。
 
この町の当日有権者数は1276人(うち中学生以上の未成年96人)で、投票率は85.74%だったが実際には開票結果に法的拘束力はないため、防衛省は南西諸島の防衛強化を目的に、2015年度末までにレーダー施設を配置し、沿岸監視部隊員約150人規模を配備する計画を進めすでに町有地の賃貸借契約が済み、昨春には造成工事も始まっているという。 
 
しかし人口約1500人の町よりもはるかに大きくより本土に近い沖縄県名護市の辺野古での出来事は、本土の大手マスメディアはほとんどがスルーしており、東京新聞だけは「米軍、反対派2人拘束 辺野古移設の抗議集会前」と伝えていた。
  
やはり地元紙は昨日の無謀な行為には黙ってはいない。 
 
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<米軍が市民3人拘束 辺野古中止訴え集会>
 2015年2月22日 琉球新報
 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設に反対しようと、県選出・出身野党国会議員や県議会与党5会派などでつくる「止めよう辺野古新基地建設実行委員会」は22日午後1時から、米軍キャンプ・シュワブのゲート前で県民集会「国の横暴・工事強行に抗議する県民集会」を開催した。
 辺野古で県民集会が開かれるのは翁長雄志知事が建設阻止を公約に掲げて当選し、就任した2014年12月以降初めて。午後0時50分までに約2千人が集まっており、「県民の意向を無視した作業強行は許さない」「海上作業は中止しろ」などと声を上げ、作業を強行する政府に怒りの拳を上げた。
 同日午前10時から予定されていた海上行動は悪天候のため中止された。ゲート前では午前7時前から市民らが抗議行動を展開していたが、道路上での抗議行動を排除しようとする機動隊と断続的に衝突。米軍の警備員とみられる者に沖縄平和運動センターの山城議長ら3人が一時拘束された。正午現在、山城議長ら2人が基地内に拘束されている。
 日本政府は14年11月の県知事選や衆議院議員選挙などを受け一時中断していた海上作業を、ことし1月15日に再開。浮具(フロート)などのアンカー(重り)としてコンクリート製の「トンブロック」(10〜45トン)を海底に設置するなど準備を進めている。シュワブのゲート前や海上では、抗議する市民らと警察官や海上保安官とのもみ合いが激化し、市民らからけが人も出ている。
 翁長知事は今月16日、「トンブロック」がサンゴを傷付けていることから、防衛局に設置作業の停止と設置したブロックを移動しないよう指示。防衛局は後に「トンブロック」を新設しない方針を示したが、ゲート前のテントの撤去要求を出すなど、作業を強行する姿勢は崩していない。
 ゲート前には、県民集会を前に「沖縄『建白書』を実現し未来を拓く島ぐるみ会議」が出す貸し切りバスなどが続々と到着した。
 
当日は多くのフリージャーナリストや支援団体が集まっていたが、辺野古通信の現場写真が以下の2枚である。
 
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無抵抗の沖縄県人を見せしめ的に拘束しようとしている。
 
現地で取材していたフリジャーナリストの田中龍作も生々しく状況を伝えていた。 
 
<【辺野古発】米軍 道路の境界線越えただけの反対派リ−ダーを拘束>
 2015年2月22日 19:41 田中龍作ジャーナル
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山城議長らの拘束について説明を求める国会議員ら。写真左、帽子を被っているのは照屋寛徳衆院議員(沖縄2区)=22日、米軍キャンプシュワブ・ゲート前 写真:筆者=
 
 日本の統治者がバラク・オバマであり、アベシンゾーではないことを改めて認識させられる事件が起きた。
 きょう午前9時頃、米軍キャンプシュワブのゲート前で、辺野古基地の建設強行に反対する抗議活動を平和裡に行っていた、沖縄平和運動センターの山城博治議長らが米軍に拘束されたのである。
 山城議長らが身柄を押さえられた場所は、キャンプシュワブ前を走る国道と米軍の敷地(厳密にはゲート)を隔てる黄色い線より、数十センチ基地側だ。言い方を換えれば、山城議長らは道路を数十センチ、はみ出たに過ぎない。決して柵を越えたりしたのではないのだ
 国道と米軍基地とを隔てる線は、道路上に引かれた何の変哲もない線(写真)で、子供2〜3人が横に並んで歩けば、簡単に越えることになる代物だ。
 酔っぱらったオッサンが千鳥足で歩けば、先ず線をまたぐだろう。要するに注意して歩かない限り、簡単に越えてしまうのだ。
 山城議長らの身柄を直接取り押さえたのは、米軍のセキュリティー(日本人)で、身柄は即、海兵隊に引き渡された。
 
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道路上に引かれた黄色の線(写真・中央)。山城議長らはこの線を数十センチ越えただけだ。=米軍キャンプシュワブ・ゲート前 写真:筆者=
 
 その後、山城議長らは沖縄県警・名護警察署に移送された。
 沖縄県警が山城議長らを拘束しているのは、刑事特別法(※)違反による。在日米軍基地に侵入したという容疑だ。だが基地の敷地とを隔てる道路上の線を越えたというのは、形式犯に過ぎない。
 地元記者によると米軍から山城議長らの身柄を送られた沖縄県警は困惑しているそうだ。道路上の線をまたいだだけの住民を刑事訴追するつもりなどサラサラないからだ。逮捕するかどうかは現時点では未定だ。
 きょうは午後から米軍辺野古基地の建設に反対する県民集会が開かれることになっており、会場のキャンプシュワブ・ゲート前は朝から緊迫した雰囲気が張りつめていた。
 「ヒロジ」の愛称で親しまれる山城議長は基地反対運動のシンボル的存在だ。米軍はヒロジさえ抑えれば反対運動が尻すぼみになるとでも思ったのだろうか?
 山城議長らの手足をつかんで基地内に引きずり込んだセキュリティー(日本人)の身分は、基地従業員。米軍のセキュリティーといえども雇用主は日本政府だ。
 「米軍の土地に入るとは何ごとかっ!」。アベシンゾーが御主人様の意向を汲んで沖縄の住民を捕まえたのである。

(※)
日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第6条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定の実施に伴う刑事特別法
 
「米軍から山城議長らの身柄を送られた沖縄県警は困惑している」のなら、まだ救いがある。
 
「日米地位協定の実施に伴う刑事特別法」の第2条は、正当な理由なく米軍が使用する施設、または区域に入ることを禁じる規定があり違反した場合、最高で懲役1年である。
 
しかし沖縄平和運動センターの山城博治議長ともう1名はデモ隊に基地境界を示すイエローラインの内側に入らないよう誘導している最中に拘束されたという。
 
明らかに、反対運動の中心人物を狙い撃ちして運動参加者の委縮を目的とした蛮行であろう。 
 
今後住民側の怒りがますます高まれば、いよいよ辺野古の海が血に染まるかもしれない。
 
かつて1960年の安保闘争の時、安倍晋三首相の母方の祖父である岸信介首相は国会を取り囲むデモ隊を排除するため、自衛隊の出動を本気で考え、自衛隊首脳の同意が得られず赤城防衛庁長官に断られたという歴史がある。
 
それから半世紀以上もたって、祖父岸信介首相の悲願であった米軍基地撤退を、孫の安倍晋三首相は、日本から撤退させられないどころかその逆に米軍基地を強化している。
 
祖父岸信介首相でさえ自国民を押さえつけることができなかったのに、孫の安倍晋三首相は官憲によって逮捕させている。
 
あの時、岸信介首相の暴挙に対して体を張って制止した閣僚がいたのに、いまは、ただの一人も安倍晋三首相の暴走を止める者はいない。
 
辺野古の反対派の拘束は、沖縄県民の民意を無視してまで米国に新基地を作ろうとしている安倍政権が本気になって牙をむき出したのかもしれない。
 
今こそ大手マスメディアは体を張ってでも安倍政権の暴走を止めるべく報道をしなければならないのだが、政権恭順メディアにはそれを望むべくもない。
 
このままだと、日本人はイスラム国のテロの前に暴走政権のテロに襲われるのではないだろうか、とオジサンは思う。

posted by 定年オジサン at 11:30| 神奈川 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 普天間問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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