2017年03月01日

幕引きしようにも虚偽答弁だらけでは疑惑が深まるばかり

昔々の通常国会は次年度予算審議が最重要テーマであり、野党は予算委員会では「予算案」を人質にとってさまざまな関連質問や問題や疑惑等を政府にぶつけていた。
 
しかし第二次安倍内閣以降、衆議院で与党が議席の過半数どころか3分の2以上まで占めてくると、もう野党側がどのような爆弾質問をしても、のらりくらりと「ダラダラ答弁」を繰り返し、一定の審議時間が過ぎたら採決という流れになってしまった。
 
いわゆる「ねじれ国会」という言葉が懐かしく思うのだが、せめて参議院で野党が過半数を占めていれば、もう少し国会内では緊張感があったと思う。
 
しかし今国会では27日の 衆議院予算委員会での「締め括り質疑・採決」も野党側はなんら抵抗もなく成立してしまった。
 
予算案が否決されれば内閣総辞職ものなのだが、ひとたび成立すれば少々政権に批判的なことでも、テレビで放映しても「停波」なんかはしませんよとお許しが出たかのごとく、8時からの情報番組は横並びで、国民のガス抜きに走っていた。 
   
■日本テレビ「スッキリ!!」
【国会紛糾!安倍首相 森友学園で変わる答弁&国有地売却の不可解】
■TBSテレビ「白熱ライブ ビビット」
 【森友学園国有地格安売却問題▽小学校開設断念で保護者激怒】
■テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショ」
 【森友学園1値引きだけじゃない…認可基準も補助金も? 2幼稚園児の保護者にも賛否…転園希望の声】
■フジテレビ「とくダネ」
 【森友学園“疑惑”(1)昭恵夫人「公立小学校だと揺らぐ」2時間の絶賛講演(2)安倍首相「無関係」も国会追及】
 
 
切り口と当てる焦点には各局に若干の差異があるものの、すでにネット上で拡散されていた内容を上回るものは皆無であった。
 
そのわけは、27日の晩のお決まりの安倍晋三首相のメディア幹部を集めての懇談会と称する接待宴会であった。

<ふざけるな! 森友学園問題の最中に安倍首相が官邸担当記者を集め、赤坂飯店で馴れ合い会食! 疑惑追及封じか>
 2017.02.27 リテラ
 あまりにも露骨すぎて開いた口が塞がらない。既報の通り、安倍首相はきょうの衆院予算委員会のNHK中継を「拒否」したが、今夜、今度は内閣記者クラブのキャップたちと赤坂の高級中華料理店・赤坂飯店でオフレコ懇談会を開いた。
 この赤坂飯店での「オフ懇」は、第二次安倍政権発足以来、恒例というべきものとなっているが、その目的が“報道への恫喝”であることは疑いようもない。
 これまで安倍首相は記者クラブのキャップたちとの会食のみならず、メディアの幹部クラスの人間たちとも頻繁に会食を重ねてきたが、それとともに完全にメディアは手懐けられ、政権に厳しい報道をおこなえなくなってしまった。その結果、マスコミが権力の監視という使命を放り出したことで、特定秘密保護法や安保法制といった危険法案は次々と通過し、審議も不十分なまま強行採決されていったのだ。
 そして今回の会食の目的が何であるかは、全国民がはっきりとわかるはずだ。いまや森友学園の国有地売却問題は国民の関心事となり、ANNの世論調査でも83%の人が「国会で事実をはっきりさせる必要がある」と回答。とくにテレビでは、きょうになってほとんどすべてのワイドショーが重い腰を上げ、疑惑を取り上げた。安倍首相が森友学園問題の報道についてクギを刺したのは疑いようもない。
「オフレコと言えども、記者たちは今晩、安倍首相が何を発言したかを上層部に報告をします。報告を受けた上層部が首相の意向を汲み取り、“自主規制”をはじめるんです」(大手新聞社記者)
 はたして、新聞やテレビといったメディアは安倍首相の意向によって、国民の関心が高まるなかで森友学園の疑惑追及の手を緩めるのか。何度も繰り返してきた愚行を、メディアはまた繰り返すのだろうか。
 
「報告を受けた上層部が首相の意向を汲み取り、“自主規制”をはじめる」かもしれないが、ネットメディアは追及の手を緩めたりはしない。
 
森友学園“国有地値引き”交渉の最中、安倍首相が財務省の国有地責任者と何度も面談! 子飼い官僚説も」という指摘に対しては、一般紙ではなくスポーツ紙までもがこのように報じていた。
 
<首相動静が森友学園側の動きと微妙にリンクと話題に>
 2017年2月28日9時47分 日刊スポーツ
 森友学園の土地取引に関する動きと安倍晋三首相の日程に、微妙にリンクする面があると、ネット上で話題になっている。
 発端は24日の衆院予算委員会。共産党が15年9月4日、近畿財務局で局側と学園側が協議したのではないかと指摘した。財務省は記録は残っていないと述べたが、首相動静によると、首相は前日の3日に官邸で財務省の理財局長と面会。4日午後には大阪を訪れ、テレビ出演や会食を行った。学園との接触記録はないが、国会会期中では異例の日帰り訪問と報じられた。昭恵夫人は自身のSNSで学園での講演の写真を5日にアップしている。



安倍晋三首相の自らの「口利き斡旋」の証拠はなかなかつかめない野党側は、矛先を昭恵夫人に向け、首相の答弁の食い違いを追及していた。
 
森友学園問題で安倍首相の“虚偽答弁”が次々発覚!「妻は報酬を受け取っていない」と言ってたのに昭恵夫人への支払記録」 
  
<【スクープ!】安倍昭恵夫人、塚本幼稚園から報酬を受け取っていた可能性>
 2017年02月28日 HARBOR BUSINESS ONLINE
 安倍首相は2月27日の衆院予算委員会で、民進党・福島のぶゆき議員から出た「この安倍昭恵夫人は、名誉校長としてなんらかの報酬を貰っていたんでしょうか? また、何度か講演に行っているようでありますけども、そのときに講演料というのはどのくらい受け取っているのでしょうか?」という質問に対し
えー、報酬も講演料もまったく受け取っていないと、聞いております
と、答弁した。再度確認するが、やはり安倍首相の答弁は
えー、報酬も講演料もまったく受け取っていないと、聞いております
であり、昭恵夫人が森友学園の経営する塚本幼稚園から、講演料を受け取っていないと言明している。
 
【安倍晋三 森友学園2/27福島伸享(民進)の質疑【全】衆院・予算委員会】

しかしこれはどう言うことだろう?
20170301ryousyusyo.jpgこの写真は、塚本幼稚園PTAの決算書だ。40万円の支出のある「社会教育費」科目の摘要欄に「6/21姫路城(親子遠足) 11/26京都御所(社会見学)」と言う記述に続き、「社会講座 7/11谷川浩司先生 9/5首相夫人安倍昭恵先生」との記述がある。 40万の支出のうち、遠足・社会見学と社会講座の費用がどのように振り分けらているのかこの決算書からは読み取れない。しかし、日付の並びから、遠足や社会見学の費用と「社会講座」なる活動の費用は「別」と考えられていることが見て取れるだろう。社会講座 7/11谷川浩司先生 9/5首相夫人安倍昭恵先生」なる記述からは、谷川浩司氏と安倍昭恵氏にいくばくかの金銭が渡されていたとしか読み取りようがない。
 となると、安倍首相の答弁は虚偽答弁と言うことになる。少なくとも、「受け取っていない」とは、この決算書が有る限り、断言できないはずだ。
 本件を含め、事実関係を塚本幼稚園に確認するため、連日取材依頼を行なっているが、今の所塚本幼稚園からの返答はない。
 名誉校長を辞任したとはいえ、昭恵夫人と森友学園の関係については、今後も徹底した検証がくわえられるべきだろう。
<文/菅野完(Twitter ID:@noiehoie)>

さらにはこんな事実がある。


すくなくとも国会では、「首相の答弁は嘘ですね!」と真正面から追及してもらいたいものである。
 
27日の晩の「赤坂飯店で馴れ合い会食」以降、今朝の朝日新聞の社説は「森友学園 公教育を逸脱している」と矛先を安倍晋三首相から学園に向けている。
 
そして「森友学園理事長に感謝状、海幕が3回贈る 取り消し検討」というように、過去の不適切なこともなかったことにしようとしている。
 
そして最後は、「森友学園 財務省が接触認める 15年、ごみ撤去費協議か」とばかりに末端の役人に責任を押し付けようとしているように感じられる。
 
実際に、「窮地の安倍政権 森友学園疑惑は理事長“口封じ”で幕引きか」によれば、
「「政権を守るには、もう籠池理事長に泣いてもらうしかないということでしょう。意図的に、『理事長はちょっとおかしい』という印象操作がなされている。理事長の口封じができればいいと思っているのではないか。ただ、事案に関わった役人は、詰め腹を切らされるかもしれません」
と、官邸担当記者が分析している。
 
それならば、まさに「役所と籠池理事長は、このまま一方的に悪者にされるくらいなら、いっそ国会で洗いざらい話してしまった方がいいのではないか」と、オジサンも思っている。

ラベル:森友学園
posted by 定年オジサン at 12:15| 神奈川 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 国有地売却疑惑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
埼玉県 山岳救助ヘリ 有料化(2)、、、
Posted by 埼玉県 山岳救助ヘリ 有料化(2) at 2017年03月01日 16:09
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