2017年05月09日

笑えない、衆院予算員会集中審議風景

第2次安倍政権発足の2日後、安倍晋三首相はこんなことを言っていた。
 
5年前に突然辞したとき、被害者家族の皆さんに大変残念な思いをさせた。私にとってもつらいことだった。私がもう一度総理になれたのは、何とか拉致問題を解決したいという使命感によるものだ。
 5人帰還の時、帰ってこられなかった被害者の家族の皆さんは涙を流していた。それを見て全員取り戻すことが私の使命と決意した。しかし、10年経ってもそれは達成されておらず申し訳ない。再び総理を拝命し、必ず安倍内閣で完全解決の決意で進んでいきたい。
 この内閣で必ず解決する決意で拉致問題に取り組む。オールジャパンで結果を出していく」
救う会全国協議会ニュース》(2012.12.28)より
 
解決するためには北朝鮮とパイプを作り粘り強く交渉を続けなければならないはずだが、いつのまにか忘れたのか、それとも単なる口約束だったかは定かではないが、最近では北朝鮮の核やミサイルの脅威を煽り、国民を不安に落とし込めて、憲法改正を狙っている。
 
ようするに安倍晋三にとって北朝鮮は外交相手ではなく、己のレガシー作りのための手段としか見ていない。
 
こんな安倍晋三の代弁者であり、森友学園疑惑において安倍昭恵の関与が濃厚になった頃、テレ朝のモーニングショーで昭恵を一所懸命庇い続け、コメンテーターらから総反撃を食らい2度と出演しなくなった御用ジャーナリストの山口敬之も、北朝鮮に関しては、「北朝鮮危機を扇動、“安倍の代弁者”山口敬之が『騒ぎすぎという奴は全員北朝鮮で毒饅頭を食らっている』と陰謀論」とジャーナリスとは思えない言動をしていたようである。
 
その記事では最後に「ようするに、こういう人間が地上波のテレビ局に出演し、『北朝鮮危機』を煽ってきたのである。この国のメディア状況はもはや、末期的というしかない。」
 
たしかに、メディアが末期的というのは、こんなところにも現れているようである。

『共謀罪』告発、一般人は捜査対象外? 野党が追及

 「安倍首相、改憲発言の整合性「新聞読んで」 衆院予算委

 「改憲案の説明、国会で避ける首相 党総裁と立場使い分け
 
こんなていたらくな国会審議状況を75歳の後期高齢者になっても意気盛んな老骨漢ジャーナリストは憤りを隠せなかった。
 
<悲しい国対政治<本澤二郎の「日本の風景」>
 2017年05月09日 「ジャーナリスト同盟」通信
 <安倍の大嘘答弁に対抗できない野党>
 5月8日の衆院での安倍追及場面をラジオで聞いた。結論を言うと、ただ歯ぎしりするほかなかった。「私の嘘を信じてほしい」という安倍を、野党は突き崩せないのだ。しどろもどろの安倍答弁を、ラジオでさえもわかる。わけのわからない日本語を連発する、悪役の安倍晋三を突き崩せない。「ハイ、時間です」でおしまいだ。これぞ国会対策政治である。昔に比べても劣化している。今日5月9日の参院も同じなのか。低級・無能・無恥の安倍に比例する野党質問ということになろうか。
<結束して審議中断もできない体たらく>
 国民の不満は募るばかりである。
 野党が結束して体当たりするという場面がない。不思議千万である。時間が来ると、すいすいと幕を引いてしまう。昭惠の国会喚問を叫んで終わりだ。愚劣な演劇を見せられる、聴衆もたまったものではない。「入場券を返せ」と怒り狂う愚劣な永田町劇場である。
 見物している方が、ストレスが溜まってしまい、見なければよかった、と反省するのである。お芝居の筋書きが出来ている。国会対策が、見事に機能している。
 結束して審議中断、安倍を追い詰めようとしない野党である。どれくらいの金が、野党国対に流れているのであろうか。共産党まで、この枠の中にはまり込んでいるのであろうか。けしからんと思うほかない。
<55年体制よりも劣化した国会審議>
 神道小学校建設に、広大な国有地をタダ同然に払い下げた、大胆不敵な安倍犯罪を、追い詰めることが出来ない議会である。3分の2以上が、安倍のろれつの回らない答弁を支援している今の日本の議会である。
 無恥・無能批判は、野党へと向けられることになる。まだ55年体制の方がしっかりしていた。
 不思議なことは、野党追及にスターが登場しない。質問者はよく勉強をしているが、スターではない。それだけで視聴率が下がる。もうこれだけで、毒を飲まされた野党を印象付けている。
 安倍の大嘘を信じろ、という場面で、野党の理事が体を張る場面が、繰り返し訪れるのだが、野党はバラバラである。見る・聞く方は、失望と不満が充満するだけである。
<NHKは1行も報道せず>
 4・30NHKスペシャルの9条秘話報道は、安倍の大嘘を暴露していて小気味よかったが、5・8国会の報道は、依然として公共放送が、その責任を放棄していることを、改めて証明していた。NHK料金を支払うのものは、馬鹿モノである。本当にそう思う。 安倍がグローブにぐらつく場面、死に体安倍を、NHKは同日の午後から夜のニュースで、たったの1行さえも報道しなかった。NHKは、ジャーナリズムを投げ捨ててしまったままである。日本の悲劇を先導するNHKなのだ。
<安倍改憲・安倍共謀罪の毛ばりに食らいついた野党>
 安倍は、この日のために改憲論を発信していた。この毛ばりに食らいついた野党ハゼに、安倍は「詳しい内容は読売新聞を読みなさい」と開き直った。「読売は安倍の広報紙」と議会の場で答弁したのだ。
 ナベツネの悪魔性を、安倍自ら明かしたのだ。三文作家ならぬ三文芝居に辟易して、極右の維新政党の質問の場面で、NHKラジオのスイッチを切った。
 フランス国民は、極右を排除した大統領選挙を選択して、EUの危機を封じ込めた。今日は韓国の大統領選挙である。自立しようとする大統領誕生がまじかである。日本は犯罪首相を放任することになるのか。
2017年5月9日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
 
「政府広報紙」とか「自民党機関誌」という冠をつけて紹介していた「讀賣新聞」。
 
行政府の長が国権の最高機関である国会で、「自民党総裁の考え方は相当詳しく『読売新聞』に書いてありますから是非それを熟読していただいて...」と私企業の宣伝を平然としてしまった安倍晋三首相。
 
総理大臣は「憲法尊重擁護の義務を負う」ことは、どうやら学んだようだが、最大与党の総裁が最高権力者の総理大臣になることは日本では当たり前になっており、その発言が「自民党総裁」であろうが「内閣総理大臣」であろうが、国民からすればまったく同じとみられてしまう。
 
首相と婚姻関係を結び同居している夫人を「私人」と閣議決定する安倍内閣なので、「党総裁は私人で総理は公人」という閣議決定をやりかねない。  
 
読売新聞社が政権と一心同体であることは周知の事実だが、利益誘導までやってしまうという、余りにも国会の場を愚弄するかのような言動に対しては、マスメディアはもっと厳しく批判しなければならない、とオジサンは思う。

posted by 定年オジサン at 12:21| 神奈川 | Comment(0) | TrackBack(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック