2017年05月17日

裸のバカ殿のご意向でカケそばにきめました

先月末あたりから北朝鮮が弾道ミサイル発射や6度目の核実験に踏み切るのかと御用評論家を総動員して「北朝鮮危機」を煽り、テレビメディアはまさに「北朝鮮問題」でハイジャックされた感があり、それにより、国会の法務委員会での共謀罪法案の審議状況は国民の関心から遠のいていた。
 
そして昨日の参考人の意見を聞いて今日にも強行採決という段階になって、突如、降ってわいたような天皇明仁の初孫娘の婚約が発表され、おそらく明日の衆院本会議での採決も、「おめでとう! お幸せに!」という皇室関連ニュースにハイジャックされるのではないかと思ってしまう。
 
これでは、せっかく民進党の聞き取り調査で明らかになった、「籠池氏 『3m以深ごみなし』 民進に取得交渉メール公開」というニュースもかすんでしまう。
 
本来ならば、土地を安く購入しようとする側が「地中深くゴミがあった」と騒ぎ、その撤去費用分を値引きさせることが普通の流れなのだが、国土交通省の担当者が民進党調査に「学園によるボーリングは地下のごみを把握する調査ではなかった。実際のくい打ちの状況などでごみが地中深くにあると判断した」ということには違和感を覚えてしまう。
 
さらに、籠池前理事長が公開したメールでは、財務局の担当者が昨年4月、弁護士らに宛てた「小学校開校に向けご協力いただきありがとうございます」と学園側の立場になった書き出しだったことも明らかになっている。
 
しかし財務省側は断固として関連書類は全て廃棄処分したと押し通す腹積もりなのだが、これは安倍晋三首相に恩を売って、消費税増税を確実に実行してもらう目的があったからだと、日刊ゲンダイは「『改憲宣言』が命取り…財務省が仕掛ける“安倍降ろし”」の記事の中で指摘している。
 
以前、「モリ・カケ疑惑はまだまだ終わらない」というつぶやきの中で、「そろそろ本丸の安倍晋三を、森友学園疑惑と加計学園疑惑で追い込みレッドカードを突きつけつけなければならない時に来ているのではないだろうか」とつぶやいた、安倍晋三首相にとっては最も触れられたくない加計学園疑惑問題。 
  
2か月前には、「特区で獣医学部新設、首相が関与否定 知人が学園理事長」という記事の中で、安倍晋三首相は特区認定を私がもし働きかけて決めているのであれば、責任を取る」と答弁していた。
 
それから10日後には、「『総理の長年の友人が利益』? 戦略特区、国会で論戦に」となり、それまでの経過が
明らかになった。
 
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【国家戦略特区の獣医学部新設をめぐる動きと論点】
 
  
1か月前には国会で密かな論争も行われていた。
 
<加計学園問題、論点は 特区に獣医学部新設、国会で論争>
 2017年4月17日00時59分 朝日新聞DIGITAL
 安倍晋三首相の知人が理事長を務める学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)が、国家戦略特区の指定を受けた愛媛県今治市に獣医学部を新設する計画をめぐって、国会で論戦が続いている。野党は「理事長と首相との個人的な関係が特区指定などに影響を及ぼしたのではないか」と指摘するが、政府は「便宜や忖度(そんたく)はなかった」と説明する。審議から浮かんだ論点をまとめた。
■複数候補から絞り込み→地理的条件、後出し?
 野党がまず問題視したのは、獣医学部をつくる事業者が複数の候補から加計学園に絞り込まれた経緯だ。
 鳥インフルエンザの世界的研究機関を持つ京都産業大が政府のヒアリングに、京都府とともに21ページの資料を示して獣医学部設置構想を訴えたのは2016年10月17日。ところが、約3週間後の11月9日、首相が議長をつとめる政府の国家戦略特区諮問会議が、獣医学部の「空白地域」に限って新設を認める地理的条件を新たに示した。
 これによって、同じ関西圏の大学に獣医師養成コースがある京産大は設置断念に追い込まれた。加計学園を事業者とすることを念頭に、空白地域の四国での学部新設を提案した今治市が選ばれることが事実上、決まった。
 民進党の宮崎岳志氏は「京都の提案を審査対象にできないような基準を後からはめた」と指摘し、「加計ありきだ」とただした。特区担当の山本幸三地方創生相は「今治の提案は早期実現性の観点から熟度が高いと判断した」と答えた。
 京産大の提案後に設けられた地域的条件について、松本洋平内閣府副大臣も「(条件は)特定の地域を念頭に置いたものではない」と答弁。これに対して自由党の森ゆうこ氏は「『(条件は)今治に特定するものではない』と言いながら『京都より今治がよかった』と答弁している。矛盾だ」と批判した。
■消極姿勢の省庁一転→必要性は誰の判断?
 だれが学部新設の「必要性」を判断したのかも論点だ。獣医師増につながる学部の新設は、獣医師行政を所管する農水、大学行政を所管する文科の両省とも消極的だったとされる。
 両省が消極姿勢から一転して容認に転じた理由について、無所属(民進・新緑風会)の舟山康江氏は「(獣医師)全体の数は足りているのに、急に『上』から言われて(学部)新設を認める方向になった」とみる。
 一方の山本有二農林水産相は「獣医学部の設置は所管ではない」、義家弘介文科副大臣も「個々の施策の意思決定過程にかかるので、答えは差し控える」と、慎重な答弁を繰り返す。
 決定過程を示す資料が明らかにされず、大臣らがちぐはぐな説明を繰り返していることも、問題の不透明感を増している。
 経緯について詳しい説明を求める野党に対して、政府は今月4日、山本地方創生相、山本農水相、松野博一文科相が学部設置を「1校限り」で認める条件で合意したとする16年12月22日付の文書を明らかにした。
 それまでは非公表だったため、自由の森氏は文書の作成日時が記された記録の開示を求めた。松本内閣府副大臣はいったん開示を認めたが、2日後に「行政遂行に著しい支障が生じる」と撤回した。
■理事長は首相の知人→圧力・関与はあった?
 野党が疑いのまなざしを向ける理由の一つは、学園理事長の加計孝太郎氏が首相の知人であることだ。
 民進の斎藤嘉隆氏は「首相は加計氏を『腹心の友』と言っていたが、獣医学部創設の相談を受けていたか」と尋ねた。首相は「相談があったことや圧力が働いたということは一切ない」と答弁。加計氏と食事やゴルフを重ねていることを指摘した民進の桜井充氏には、「私と付き合いがあったら特区に指定されないのか。おかしな話だ」と答えた。
 首相の側近の萩生田光一官房副長官が、学園が経営する千葉県内の大学の客員教授を務めていることも明らかになった。萩生田氏は「請託や相談を受けた事実は全くない」と学部新設計画への関与を否定した。
 首相の妻昭恵氏が15年、加計学園が運営する認可外保育施設の名誉園長に就任し、政府職員2人を連れて施設のイベントに参加していたことのほか、学園理事の木曽功氏が安倍政権で内閣官房参与だったことも指摘された。
 民進の武正公一氏は「(獣医学部をつくる事業者が認定される際に)忖度、やはり何らかの力が働いたのではないか」と問うたが、山本地方創生相が「全くそんなことはない」と反論した。(星野典久、岡崎明子、南彰)
■獣医学部新設をめぐる動き
2015年6月 愛媛県・今治市が国家戦略特区で新設を提案
 16年3月 京都府・京都産業大が新設を提案
   10月17日 京都府・京産大から政府がヒアリング
   11月9日 特区諮問会議が、空白地域に限り新設を認める方針←野党「加計学園ありきで、京都を門前払いするために規定を作った」と批判
  12月 内閣府、文部科学省、農林水産省の3大臣が「空白地域」に加え「1校限り」で合意←野党、3大臣の合意手続きを疑問視
 17年1月 内閣府、文科省が1校に限り認める告示
      加計学園が今治市に新設する計画を応募
      特区事業者に加計学園を認定
   3月 加計学園が文科省に設置認可を申請
 
そもそも、忖度される側が「忖度は無かった」といくら強調しても「内心の問題」なので水掛け論になってしまう。
 
しかし、安倍晋三首相が、あえて「私と付き合いがあったら特区に指定されないのか。おかしな話だ」ということは、「私と付き合いがあれば特区に指定される可能性が高い」と自ら認めていることになる。
 
森友学園の籠池前理事長は「考え方が近い」程度の人物だったかもしれないが、加計学園理事長の加計孝太郎とは安倍晋三都は旧知の仲であることは自他ともに認めている。
 
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【高橋精一郎:三井住友銀行副頭取 ※増岡聡一郎:鉄鋼ビルディング専務 】

 
そして森友学園疑惑と同様、「私人」の安倍昭恵が、「加計学園が運営する認可外保育施設の名誉園長に就任し、政府職員2人を連れて施設のイベントに参加して」いたり、「首相の側近の萩生田光一官房副長官が、学園が経営する千葉県内の大学の客員教授を務めている」ことや、「学園理事の木曽功氏が安倍政権で内閣官房参与だったこと」などを総合的に判断すれば、安倍晋三周辺が共謀した疑獄となる可能性が濃厚である。
 
前述したとおり、財務官僚はおそらく死んでも証拠となる関連資料は提出しないであろうが、文科省官僚はそんな恩義が安倍晋三にはないのか、「総理のご意向だと聞いている」文書を明らかにしていた。      
 
<加計学園の新学部「総理のご意向」 文科省に記録文書>
 2017年5月17日05時00分 朝日新聞DIGITAL
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「獣医学部新設に係る内閣府からの伝達事項」と題された文書

 安倍晋三首相の知人が理事長を務める学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)が国家戦略特区に獣医学部を新設する計画について、文部科学省が、特区を担当する内閣府から「官邸の最高レベルが言っている」「総理のご意向だと聞いている」などと言われたとする記録を文書にしていたことがわかった。
 野党は「首相の友人が利益を受けている」などと国会で追及しているが、首相は「加計学園から私に相談があったことや圧力がはたらいたということは一切ない」などと答弁し、関与を強く否定している。
 朝日新聞が入手した一連の文書には、「10/4」といった具体的な日付や、文科省や首相官邸の幹部の実名、「加計学園」という具体名が記されたものもある。加計学園による獣医学部計画の経緯を知る文科省関係者は取材に対し、いずれも昨年9〜10月に文科省が作ったことを認めた。また、文書の内容は同省の一部の幹部らで共有されているという。
 
「総理のご意向」と内閣府が明言すれば、「総理の御威光」となり、決して忖度ではなく「下命」ということになり、「加計学園から私に相談があったことや圧力がはたらいたということは一切ない」という空疎な答弁は、今後大きな墓穴を掘ることになるであろう、とオジサンは思う。

posted by 定年オジサン at 12:09| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 加計学園疑惑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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