2017年07月05日

閉会中審査ではなく臨時国会には加計孝太郎を招致せよ

都議選での歴史的な惨敗を食らった自民党だが、口先だけの反省の弁はでてくるのだが、深刻さが分かっていないようだ。
 
額賀派『安倍政権を支える』 OBから首相批判も 」によれば、額賀派のOB野中広務元幹事長は、「稲田朋美防衛相をクビにしていたら(東京都議選で)小池百合子都知事はあんなに勝っていない」と語ったそうである。
 
さらに経済界からも、「<経済同友会>都議選自民敗北「安倍政権強引すぎた」と批判」という記事によると、経済同友会の小林喜光代表幹事は4日の記者会見で、東京都議選で自民党が歴史的惨敗を喫したことについて「原因は明確だ。(安倍政権が発足から)4年半たって、かなり強引なものの進め方を都民が気にし始め、ちょっと政治を変えてみたいと思ったのだろう」と言っていた。
 
いずれの指摘も間違ってはいないのだが、実際の泥臭い選挙運動に於いては、有権者に対する掘り起こしが必要で、公明党は国政選挙や都議選などでは、創価学会員を全国から集め、執拗な電話依頼と「ドブ板選挙」を行ってきた。
 
今回の都議選では明らかに与党・自民党が不利とみなして早くも自民党とは決別し、小池与党にすがる戦術に出ていた。
 
その結果、公明党の票が全く得られなかったため、1人区どころか複数区でも全滅ということになり、まさに、「都議選惨敗で自ら露呈…自民党は“公明抜き”では戦えない」ということが実証された訳である。
 
さて、予想通りのミエミエの論功行賞人事が発表された。


 
  「佐川理財局長『栄転』に波紋 与党からも『あしき前例』」 
 
今後、国税庁は納税者から「些末な資料はすべて破棄しています」と主張されたら、国税庁長官はどう答えるのであろうか。
 
佐川宣寿・財務省理財局長は、大阪国税局長や国税庁次長を歴任しており、麻生財務相や菅官房長官は「適材適所」と口をそろえていた。
 
経歴だけからみれば順当な人事かも知れないが、安倍政権には納税者、さらには国民がどう受け止めるか、という大事な視点が抜け落ちている。

大阪府豊中市の国有地はなぜ、周辺と比べて9割安で森友学園に売られたのか、安倍晋三首相の妻昭恵を名誉校長とする小学校の建設用地だったことが、財務省の対応に影響したのではないか、森友学園問題では、国民の財産を巡って不透明で不公平な行政が行われたのでは、と問われ続けている。

これらの諸疑惑に対して佐川宣寿・財務省理財局長は、森友との交渉記録については「売買契約締結で事案は終了しているので破棄した」などと繰り返し、職員への調査を求められても「いちいち指摘を職員に確認することはしていない」と突っぱねていた。
 
今回の人事についても「森友問題で政権を守った論功行賞」と言わざるを得ないのだが、「とにかく官邸の意向に沿わねば」との空気が官僚の間でさらに強まることが今後の大きな問題であろう。
 
その反対に、内部文書を作成し外部に漏らしたことにより、文科省内では見せしめ的な人事が既に行われているという。
 
優秀・有能な官僚たちが単なる「ヒラメ官僚」になってしまえば、日本の将来は限りなく危うい。
 
森友学園、加計学園の両疑惑の主犯である人物は、「【G20ハンブルクサミット2017】 日本の安倍首相の訪問日程が発表される 6か国訪問へ」によれば、7月5日から7月12日まで、ベルギー、ドイツ、スウェーデン、フィンランド、デンマーク、エストニアの6か国を訪問するらしい。
 
完全に都民の激しい怒りから逃げる算段である。
 
そして安倍晋三首相が海外逃亡中に、意味のないことをやると自民と民進の両党だけで決めたらしい。

 
  「首相欠席で閉会中審査 10日、前川氏参考人招致へ」  
     
まさに国民を代表した都内有権者の怒りに対する「ガス抜き」としか思えない。
 
安倍晋三首相や名前が挙がっている萩生田光一官房副長官や和泉洋人首相補佐官の目の前で、この参考人の自ら体験した事実を明らかにして、その発言に対する彼らの反応をNHKが実況中継して初めて国民は納得するのである。   
  
加計学園疑惑に対しては官邸からは既得権益の権化と指摘されている日本獣医師会の会長がこの間の「行政がゆがめられた」という事実を語っていた。    
  
<「加計学園」問題巡り蔵内獣医師会長に聞く あの手この手で根回しあった>
 2017年07月04日06時08分 西日本新聞
 日本獣医師会の蔵内勇夫会長は西日本新聞とのインタビューで、学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設に向け「あの手この手で根回しみたいなこともあった」と証言した。主なやりとりは次の通り。
 −獣医師は不足しているのか。
 「全体として充足しているし、将来的な需要も増えない。最もいい例は犬。日本で1千万頭くらい飼われているが、15年後には600万〜700万頭に減るといわれている。開業獣医師の大半はペットを診察している。犬が減るのに獣医師を増やしてどうするのか」
 −学部新設は獣医師の都市部偏在を変えることにならないか。
 「国家資格を取って、処遇の悪い場所で働くはずはない。偏在解消を図るなら、まず獣医師の処遇改善を行うべきだ」
 −昨年11月に決定した「広域的に獣医学部が存在しない地域に限り新設を認める」との政府方針により、事実上加計学園に事業者が絞られたとの指摘がある。安倍晋三首相は国会で「獣医師会の意見に配慮した」と答弁したが。
 「規制緩和が決まった後は、確かに『1校にして』とお願いした。新設を回避できないなら、せめて1校に限るべきだと思ったからだ。しかし、それ以前はそもそも新設に反対で、要望したことはない」
 −この時点で、事業者は加計学園に絞られたと思ったか。
 「思った。複数の大学関係者から『加計が準備している』と聞いていた。あの手この手で根回しみたいなこともあった。加計になるんだなと分かっていた」
 −文部科学省の前川喜平前事務次官は「行政がゆがめられた」と言っている。
 「特区で強引に大学をつくることは、文科省と獣医師会が取り組んできた既存大学の改革の流れに逆行する。行政がそこでゆがめられたというのは当然だ」
 −首相は獣医学部新設について「全国展開を目指す」と明言したが。
 「特区そのものに反対するわけではないが、動物の命を守り人の健康を支える獣医学と都市開発の規制緩和を同列に論じるのはおかしい。学術は特区になじまない。それに教師をどうやってそろえるのか。全国展開できるとは思えない」
    ◇      ◇
■県政界の有力者 蔵内氏 麻生氏と協力も
 日本獣医師会の蔵内勇夫会長(63)は8期30年にわたり福岡県議を務め、県政界の有力政治家としても知られる。
 2015年に自民党県連会長に就任。昨年10月の衆院福岡6区補欠選挙では、県連推薦候補の長男を麻生太郎副総理兼財務相とともに支援したが、菅義偉官房長官らが支援した鳩山二郎氏に敗れた。
 日本大農獣医学部卒。県獣医師会長や県動物福祉協会理事長を歴任し、10年には九州大大学院で博士学位も取得。13年に九州から初めて日本獣医師会長に選出された。
 同じ福岡県出身の横倉義武・日本医師会長と連携し、日本初となる世界獣医師会と世界医師会の合同国際会議を計画。昨年、北九州市で開催を実現させた。
 
安倍政権の「成長戦略」の名のもとに経済優先政策を痛烈に批判する「学術は特区になじまない」という発言は重要である。
 
この日本獣医師会の蔵内勇夫会長の発言を裏付けるような事実も出てきた。 
 
<加計学園獣医学部新設 京都案と比較の記録なし>
 2017年7月5日 朝刊 東京新聞
20170705senteikeii.jpg 安倍晋三首相の友人が理事長を務める「加計(かけ)学園」(岡山市)による獣医学部構想を持つ愛媛県今治市での新設に政府が絞り込んだ際、競合する京都府の提案と比較した議事録などの記録を残していないことが4日分かった。東京都議選での自民党大敗を受け、首相は「国民の信頼を回復していきたい」と発言したが、政権は加計問題について依然として明確な説明ができていない。(我那覇圭)
 政府は昨年11月、「広域的に」獣医学部のない地域を新設条件とする方針を決定。新設を提案しながら、近隣の大阪府に獣医学部がある京都府と京都産業大が断念した。
 「加計ありき」の条件だったのではないかとの批判を政府は否定し、「11月以降に今治市と京都府の提案を比較し決定した」と説明。山本幸三地方創生担当相は4日の記者会見で、専任教員の確保、鳥インフルエンザなどの水際対策、自治体との連携の「3つの審査基準」で検討し、今治市に決めたと主張した。
 だが、山本氏は選定過程について「内部の打ち合わせだから記録は取っていない」と説明。「3つの審査基準」を誰が、どのような議論で決めたのか明らかにせず、基準の根拠も示さなかった。
 3日の民進党会合では、内閣府の担当者が同様の説明を繰り返し、議事録や資料などの記録も示さなかった。民進党議員は「本当に議論したのなら議事録や比較表があるはずだ」「正当性のあるルールが決まっていなければ、恣意(しい)的な選定だ」と追及。内閣府側は「事務方と大臣が相談して決めた」などと答えるにとどまった。
 
肝心の、それも将来問題となりそうな議事録や資料を「破棄」したり明らかにしないという行為は、隠蔽を貫き通した森友学園疑惑における財務省の佐川宣寿・財務省理財局長と同様であり、内閣府の担当者が同じことをして「出世」を目論んでいるとしたらもはや公務員失格である。
 
多くの識者も最近は言い始めている、渦中の加計孝太郎理事長を今度の臨時国会に呼んで、すべてを語らせることが最も国民の疑惑を晴らす早道ではないだろうか、とオジサンは思う。

posted by 定年オジサン at 12:10| 神奈川 ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | 加計学園疑惑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
那覇都議選を検索してたら、なぜかこのブログにたどり着きました。もう二度とくることはないので記念カキコ^ ^

それにしても国内のしかもどうでも良いニュースばかり取り上げられてますね。せっかくブログをしているのに、テレビ(しかも地上波限定)や新聞でアツイ話題ばかりww

北朝鮮やロシア問題、重要な法案についてはスルー?? 沖縄の尖閣や竹島問題など危機はすぐ近くにあるのに、くだらない加計問題を熱心に語っていられるのは、平和ボケの証ですね。いや、マスゴミや野党の術中にハマっている情報弱者の典型と言えるかもしれませんね。
Posted by 山井 あすか at 2017年07月10日 04:28
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