2017年07月30日

嘘を付き通したなれの果て

確か3年ほど前に「天ぷら野郎」という言葉がはやったことがあった。 

2014年2月、現在関東一円が大雪に見舞われ、各地で被害が出ていたが、山梨近辺はもう3日も孤立状態で死者が出ている緊急事態になっていた頃の、安倍晋三の動静に対するネット上の批判であった。
 
この頃から国のトップがこんな体たらくな状態だったので、地方の県知事レベルにも感染しているようである。 

  「ゴルフ問題、怒る被災地 秋田知事へ『うそ許せぬ』 豪雨1週間、初の視察
 
「政治家は嘘を付く商売」であっては困るのだが、我が身の保身のために付く嘘が、先週の「1月20日に初めて知った」という安倍晋三首相発言。
 
そして組織防衛、安倍内閣擁護のため嘘を付き通したのが稲田朋美防衛相。
 
 
ところで、一般財団法人の平和・安全保障研究所という組織がある。
 
名前からみても防衛省や防衛大学校などとの関係が強い。
 
そこでは人材育成の一環として「奨学プログラム事業」により、大学の若手研究者に様々なテーマで研究をしてもらっている。
 
3年前に終了した第2期生(2012〜2014年)の中には、特別フェローとして「小川修子」が参加していた。
 
当時の肩書は「経済産業省 貿易経済協力局 貿易管理部 安全保障貿易管理課 課長補佐」だが防衛省からの出向であった。
 
その後防衛省に戻った小川修子は、統合幕僚監部参事官付国外運用班長になっており、通常国会中の5月頃には南スーダンPKO日報問題が騒がれ始め、その去就が話題になっていた。
   
稲田防衛相は日報問題やる気なし 担当者“海外栄転”の姑息」によると、こんな話がささやかれていた。
 
「今夏の人事で、小川修子・統合幕僚監部参事官付国外運用班長が在外公館に異動するという話が広がっています。小川班長は、歴代防衛大臣の通訳を務めるほど語学堪能で、省内で『エース級』といわれる人物です。しかし、南スーダンPKO日報問題の実務レベルの責任者であり、稲田大臣が『徹底調査』のために設置を指示した特別防衛監察の対象者。監察結果が出ていないどころか、監察結果の妥当性すら国会で審議されていないのに、日報問題の全ての経緯を把握している重要人物を海外に赴任させてよいのでしょうか」
 
どこかで聞いたような似たような話しだが、それは、政権にとって都合の悪い情報を握る官僚を「栄転」と称して海外赴任させたあの森友問題で安倍首相夫人・昭恵氏付だった谷査恵子のケースと同じであった。
 
それから2カ月たって、辞意を表明した稲田朋美防衛相が辞任直前、隠蔽問題のキーパーソンを海外へ逃亡させる人事に了承していたという。
 
<稲田防衛相が直前に了承 ”疑惑のキーマン?の高飛び人事>
 2017年7月29日 日刊ゲンダイ
・・・前略・・・
■責任逃れのためなら何でもやる
 本紙は、統合幕僚監部が作成した今夏の防衛省人事の「内示」文書を入手した。注目は、統合幕僚監部参事官付国外運用班長の小川修子氏の在外公館への異動である。文書には外務省に出向させ、在中国大使館に1等書記官として赴任する旨が記されている。
「彼女は歴代防衛相の通訳を務めてきたほど語学堪能で、いわゆる背広組では『エース級』といわれるほどの逸材です。ただし、彼女は南スーダンPKO日報問題に関わり、実務レベルの責任者を務めていました。いわば彼女こそ、日報問題の全容を把握している最重要人物。当然、特別防衛監察の対象者となりました」(防衛省関係者)
いったんは「破棄済み」と説明した日報が今年1月17日、陸上自衛隊内でデータ保管されていたことが判明。2月13日には稲田がその事実を陸自ナンバー2の湯浅悟郎陸幕副長から伝えられ、同月15日の省内の最高幹部会議で非公表とする方針を了承した――。監察結果で最大の焦点となっている稲田の隠蔽への関与の有無も、小川班長なら知り得る立場にあるという。
 今回の人事は8月3日に予定される内閣改造の直後に発令される見込みで、もちろん稲田も辞任する前に了承済み。自衛隊内部では、「監察の結果、処分されるのは陸自の『制服組』ばかり。小川班長は隠蔽問題の責任者の1人なのに、背広組のエース級なら海外逃亡の“1回休み”で、恐らくキャリアは守られる。常日頃から制服組を見下していた稲田さんらしい判断です」と怨嗟の声も広がっている。
 それにしても、政権にとって“不都合な真実”を握る官僚を海外に飛ばしてしまうとは……。
・・・中略・・・
「稲田氏の後任大臣が国会答弁などのために、隠蔽問題の経緯を調べようにも全容を知るキーパーソンが既に不在では、実態の把握は困難。監察結果の妥当性も国会で検証できなくなります。はたして稲田氏は組織的隠蔽を了承していたのか。その真相究明は、稲田氏の辞任と小川班長の異動とのワンセットで闇から闇。政権中枢としてはウヤムヤ決着で、この問題に幕引きを図る算段です」(官邸事情通)
 この政権の隠蔽体質は底なしだ。
 
こんな裏事情があるから与党は閉会中の安保理の開催に同意していた。
 
しかし、民進党の蓮舫代表が、引責辞任した野田幹事長の後任を選ぶことができず、まさに梯子を外された格好になり突如辞任を発表したことにより、自民党は民進党の新体制がスタートしてからという理由で閉会中の審査は事実上なくなりそうである。
 
それにしても、底なしの隠蔽体質の安倍政権の体質改善はもはや不能状態であろう。
 
隠蔽の片棒を担ぎ、国会では国有地払下げの売買交渉記録が一切なしと言い続け、晴れて国税庁長官に出世した男が、世間に顔を見せられないらしい。
 
<沈黙の佐川新長官 国税庁就任1カ月 異例の会見なし>
 2017年7月30日 朝刊 東京新聞
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 大阪市の学校法人「森友学園」と財務省の国有地取引問題で、売買交渉記録について「残っていない」という国会答弁を連発した佐川宣寿(のぶひさ)・前財務省理財局長が国税庁長官に就任して一カ月近く就任会見を開いていない。国税庁長官にとって、公の場で報道機関の質問に答える唯一の機会で異例の事態。庁内では「会見で森友問題に質問が集中する可能性があるので、開かない方が混乱を避けられる」という声もある。 (石井紀代美、白山泉)
 国税庁長官は1年程度の任期中、定例会見は行っておらず、本紙などが加盟する国税庁記者クラブは、佐川長官が5日に着任して以降、できるだけ早く就任会見をするよう同庁に求めてきた。同庁広報は取材に「諸般の事情で調整が長引いている。開かない可能性もある」としている。
 広報によると、長官の就任会見は慣例で、着任して2〜3週間後に開かれてきた。記録の確認できる2000年代以降、すべての長官が行ってきたという。会見では、今後の抱負などに加え、趣味や座右の銘などを記者が質問してきた。
 佐川氏は、財務省理財局長だった今年2〜6月、森友問題で連日、国会答弁に立ち、国有地が8億円安く売却された経緯に関する野党の追及に対し、「規則にのっとって適切に処分した」などと主張。一方で、交渉過程で何が起きたのかについては「(交渉記録は)破棄した。残っていない」「(担当者の)記憶に残っていない」「政治家は関与していない」と繰り返すだけで、事実関係の説明を拒んできた。
 国民の疑問が解消されない中、佐川氏は理財局長から次官級の国税庁長官に昇格。理財局長からの昇格は4人連続だが、国民からは安倍晋三首相を守ったことへの「論功行賞」といった批判が上がり、国税庁にも苦情が寄せられている。今後、就任会見を開けば、記者から森友問題に質問が集中する可能性が高い。
 ある国税庁職員は「佐川長官になり、税務調査がやりにくくなった。長官が書類の廃棄を認めているので、調査対象者から『自分たちが書類を廃棄しても構わないだろう』というような嫌みを言われる。現場にも影響が出ている」と、困った表情で語った。
 
すでに、「近畿財務局の背任容疑も捜査 籠池氏『事前に価格交渉』」という動きも出始め、近いうちに捜査の手が伸びてくることが予想され、たとえ国税庁長官と言えども首を洗って待たなければならないであろう、とオジサンは思う。

          
posted by 定年オジサン at 12:34| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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