2018年04月05日

統制すべき文民の倫理観が問われている


満開のサクラもあらかた散ってしまったが、これから穏やかな春爛漫を迎える候にもかかわらず、昨日は「真夏日」の地域と「真冬」の地域が日本列島に同居していた。
 
そして今日は昨日に比べ急激に気温が低下するという寒暖差に、日々の着るものが追いつかない。
 
「国民の信頼を得て負託に応えるべく、高い倫理観の下、細心の心持ちで仕事に臨んでほしい」
 
こんな言葉を聞いて、「お前に言われたくないよ!」というツッコミを入れた猛者がいたら、頼もしい公務員になるかもしれないと思ってしまったのが、4日、東京都内で開かれた国家公務員合同初任研修の開講式

【「高い倫理観で仕事を」 公務員研修で総理が訓示(18/04/04)】

 
もちろん、偉そうに訓示したのが安倍晋三首相。
 
安倍晋三・昭恵のバカップルによって、失われた1年と言われた国有地格安売却疑惑。
 
その間に国会では莫大な税金が浪費されていたことになったことを、少しも反省をしていない。
 
「高い倫理観」を求めた安倍晋三は、まさに「天に向かって唾を吐く」ほどではないが、そのまま自分にブーメランの如く返ってくることを肝に銘ずるべきであろう。
 
さらに、同開講式では、こんな自画自賛的な発言をしていた。
 
「大きな批判にさらされたが、この法律がなかったら、緊迫する北朝鮮情勢に対応できなかった」
 
憲法違反と多くの憲法学者に指摘されながらも数の暴力で強引に強行採決してまで成立させた戦争法。
 
むしろそんな危険な戦争法を制定してしまい、北朝鮮からは敵視され、頭越しに米朝会談が設定されてしまった己の外交オンチぶりを晒してしまったようである。
 
そして、こんな総理大臣の寵愛を受けていた「メガネと網タイツ」のおばさんが久々にメディアに登場し、またもや批判を浴びていた。
 
素直に「私の力が及びませんでした」と言えばよかったものの、「驚きと怒りを禁じ得ない」と言ってしまった稲田朋美元防衛相。
当然ながら、こんな動きが出てきてしまう。
 
<虚偽答弁濃厚の稲田元防衛相 地元に嫌われ政治生命の危機>
 2018年4月5日 日刊ゲンダイ
 もはや形無しだ。政府が「ない」と説明していた陸自のイラク日報が見つかった問題で、稲田朋美元防衛相の「(日報の存在を)確認することができなかった」との国会答弁が虚偽だった可能性が濃厚となった。
 稲田氏は3日、「今回は徹底的に捜索し、見つかったということだ」と釈明したが、自身の責任について記者に問われると無言で逃走。野党からは参考人招致を求める声が上がり、炎上必至である。もっとも、稲田氏の地元・福井は既に大炎上中。稲田氏は、自民党県連から「ノー」を突きつけられ、政治家生命が危機に瀕している。
 稲田氏は、高木毅元復興相(福井2区)らと共に、昨年12月に行われた県連会長選の結果に猛反発。自らが担ぎ上げた高木が山崎正昭参院議員に敗北したことを受け、「こんな人事は誰も理解できない!」と声を上げ、その後、県連に会長選の仕切り直しを求める文書を出したのだ。
 この暴挙により、稲田氏が支部長を務める「自民党福井市支部」所属の自民党市議19人が、連名で離党届を稲田氏に提出。
 市議らは「会長選に瑕疵はない」「文書を撤回しなければ離党する」と主張した。事態を重くみた稲田氏は先月10日になって、文書撤回を記した書面を県連に提出。しかし、この書面がフザケた内容で「火に油」だった。
「書面には『将来に向けて撤回する』と書かれていましたから、本気で撤回する気はないのではないか。それに、誰も頼んでいないのに『県連顧問就任を引き受ける』と書いてあった。一体、何様なのかと県連関係者は怒り心頭。山崎会長も『誠意が感じられない』と断じ、書面を突き返しました」(福井県政関係者)
 先月20日に行われた県連総務会では、「稲田に謝罪させろ」「処分すべき」との意見に加え、「次の選挙では本部に公認申請せず、無所属で戦ってもらうべき」と怒りの声まで上がった。
 「稲田さんの狙いは、県連を牛耳って地元の党員をまとめ、秋の総裁選で安倍首相を支援することです。昨年、南スーダンPKO日報問題が原因で防衛相を辞めさせられ焦った稲田さんは、ポイント稼ぎのためにムチャをやったのでしょう」(地元関係者)
 大臣経験者が公認をもらえない――。安倍3選がなければ次の衆院選でこんな“珍事”が起きるかもしれない。
 
 「イラク日報、陸自が隠蔽 昨年3月に存在把握
 
20180405_tokyo.jpg
【東京新聞より】

 
安倍晋三・昭恵が直接かかわっていない隠蔽疑惑に関しては、このメディアは強気に出ている。 
 
<揺らぐ文民統制 与党からも批判「体をなしていない」>
 2018.4.5 01:11 産経新聞
20180405_sankei.jpg 防衛相から探索を命じられていた日報を発見したにもかかわらず、陸上自衛隊は9カ月以上も報告を怠った。隠蔽(いんぺい)だとの批判は免れず、指揮命令の徹底が死活的に重要な軍事組織としても欠陥を露呈した。陸自内部のどの範囲までが日報の存在を把握し、なぜ報告を避けたのか。疑問点が残る中、厳正な処分を含む抜本的改革が求められることになる。
 陸自のイラク派遣時の日報は昨年3月27日、南スーダン国連平和維持活動(PKO)日報問題に関する特別防衛監察が実施される中で見つかっていた。小野寺五典防衛相は「現場の判断」で報告が見送られたことを示唆した。即座に報告していれば事態がここまで悪化し、自衛隊への信頼を損なうことはなかった。
 小野寺氏は日報の存在を把握していた人物について「少なくとも教訓課長以外にもいる」としており、研究本部内の「組織的な隠蔽」の疑いも濃厚になる。
 そもそも現地部隊から送られる日報は、その後の部隊運用や装備評価などを検討する上で貴重な基礎資料と位置づけられる。所在や存否を明確に把握するのは当然で、陸自は基本を怠ったことになる。
 陸自は今年3月、創隊以来の大改革と称して全国の部隊を一元的に指揮する「陸上総隊」や離島奪還作戦の専門部隊「水陸機動団」を発足させたばかりだった。国民を守るための大規模な組織改編の前提は国民の信頼であり、陸自が防衛相の指示に結果的に従わなかったことは、文民統制(シビリアンコントロール)の実効性を疑わせることになりかねない
 野党もその点を追及しており、希望の党の泉健太国対委員長は4日夜、産経新聞の取材に「閣僚答弁にかかる資料隠しが常態化している。シビリアンコントロールが崩壊している」と述べ、安倍政権の責任だと批判した。民進党の増子輝彦幹事長も「隠蔽の極みで断じて許せない。政権の責任は重大で、首相は即刻辞任すべきだ」と主張した。
 与党にも危機感が広がっている。陸自が報告を放置していたことが発覚する前の4日午前、公明党の井上義久幹事長は自民党の二階俊博幹事長らとの会談で、日報問題について「シビリアンコントロールの観点から重大な問題だ」と訴えていた。二階氏も同調し、小野寺氏に詳しい経緯などをただす方針で一致したばかりだった。
 追い打ちをかける不祥事の連続について、自民党の竹下亘総務会長は4日夜、取材に「1年以上隠していたことは言語道断だ。公文書管理にあたる役所として体をなしていない。この問題は与党も野党も関係ない。当然厳しくただしていく」と述べた。
 公明党の山口那津男代表は4日夜のBS11番組で「国民を欺き、その代表である国会を欺くということだ。徹底して直さなければならない」と憤りを隠さず、同党幹部は「言葉がない。考えられない」と絶句した。
 
日本の正式軍隊ではない自衛隊が「暴走」すると必ずでてくる「文民統制」ということば。
 
「文民統制」とは担当する大臣、つまり防衛大臣の意思に全面的に従ってオペレーションも人事も行うという意味である。
 
「文民(シビリアン)」とは、国民のことであり、軍事力の行使を、国民の代表である担当大臣に一任するのである。
 
それでは、なぜ統制せねばならないかというと、「軍」とは「力」そのものだからであり、「力」そのものが、その組織を構成する人間だけの企図で行使されることは、はなはだ危険だからである。
 
したがって国民の代表が「意思」を担い、軍人が「力」を持つというように、「意思」と「力」とを分離して機能させることで、力の暴走を止め、要所要所でその存在を示す。
 
そして「意思」は、1本の綱で伝達される。つまり防衛大臣の手にのみ握られる。これが「文民統制」の形態だといわれている。

しかし、国民の代表である担当大臣である防衛大臣が強い「意思」がなければ「力」を持つ軍人が暴走し始める。
 
ましてや、「男社会」の典型である自衛隊組織のトップが、当時の総理大臣に可愛がられていた女性の防衛大臣に対して、国民の代表というリスペクトを持っていたかは疑わしい。   
 
さて、長い間「アベ様のNHK」を体現してきたNHKだが、最近は内部からの告発があり、その報道姿勢が改めて批判されているさなか、今回の公文書改ざん問題も、すべて財務省の責任に押し付けようとする政府の意向に沿ったスクープを報じていた。
 
<財務省が森友学園側に口裏合わせ求めた疑い 国有地売却問題で>
 4月4日 19時21分 NHKニュース
 森友学園に国有地がごみの撤去費用などとして8億円余り値引きされて売却された問題で、去年2月、財務省が学園側に口裏合わせを求めていた疑いが出てきました。当時、国会で財務省は野党側から「実際に大量のごみの撤去を確認したのか」などと追及されていましたが、そのさなか財務省の職員が学園側に対し「トラックを何千台も使ってごみを撤去したと言ってほしい」などと、うその説明をするよう求めていたことが関係者への取材でわかりました。大阪地検特捜部はこうしたやり取りを把握していて詳しい経緯を捜査しています。
大阪・豊中市の国有地がごみの撤去費用などとして鑑定価格よりおよそ8億2000万円値引きされて森友学園に売却された問題は、去年2月に明らかになり、大阪地検特捜部は背任容疑での告発を受理し捜査を進めています。
当時、国会では「値引き額の算定の根拠があいまいだ」などと批判が相次ぎ、去年2月17日の衆議院予算委員会で財務省は「8億円かけてごみを撤去するとなればダンプカー4000台分ぐらいになる。実際に撤去されたか確認したのか」などと野党側から追及されていました。
その3日後の去年2月20日、国有地を管轄する財務省理財局の職員が学園側に電話し、「トラックを何千台も使ってごみを撤去したと言ってほしい」などと、うその説明をするよう求めていたことが関係者への取材で新たにわかりました。
関係者によりますと学園側は「事実と違うのでその説明はできない」などと断ったということですが、こうした一連のやり取りについて職員はメールで財務省内の複数の関係者に報告していたということです。
関係者によりますと、特捜部はこうした学園側とのやり取りや省内のメールの存在を把握しているということで、特捜部は学園側にうその説明をするよう求めた詳しい経緯を捜査しています。
・・・後略・・・
 
ある評論家が「森友学園問題」という表現はその問題の実態を曖昧にするので、「国有地格安払下げ問題」と言った方が分かり安いという発言をしていたことを思い出した。
 
「誰が、誰の力によって格安値引きしたのか」という点をあくまで追及しなければならない問題にもかかわらず「森友学園問題」といわれれば、現在は詐欺容疑者となっている籠池泰典前理事長の言動に焦点が当てられてしまい、安倍晋三首相の「だって、籠池さんは詐欺師ですよ」とあたかも自分と妻は被害者であるという印象操作の垂れ流しを止めることができない。
 
本人の意思なのか無自覚なのかはいざ知らず、今回の自衛隊イラク日報隠蔽問題で被害者ヅラしていた稲田朋美元防衛相は見事に安倍晋三と同じ穴のムジナであることを曝け出してしまった、とオジサンは思う。

posted by 定年オジサン at 12:28| 神奈川 ☁| Comment(1) | 安倍晋三 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント


【 産廃処理偽装問題 】森友学園と所沢市東部クリーンセンター

 森友学園の場合は、産廃処理費用分と称し国有地の価格を値引き。
 所沢市 東部クリーンセンター建設事業の場合は、産廃処理費の予算と実費の差額を業者に利益供与の疑い。
 産廃処理を口実として、懇意にしている団体や業者への億単位の利益供与という点で共通である。

産廃処理偽装問題、森友学園8億円、所沢市東部クリーンセンター9億3000万円。

所沢市東部クリーンセンター建設事業 産廃処理偽装問題。
割高の処理費用となる焼却灰混合土として予算計上し、普通の建設汚泥として処理の疑い。
契約で計上された予算と実費の差額は3億〜5億円。 
http://blog.livedoor.jp/tokorozawalvdoor/archives/7310411.html

東部クリーンセンター建設事業における産業廃棄物処理費についての契約は、平成13年3月議会で議決。
産廃処理総費用9億3000万円。
その後、当時の建設室参事が官製談合を告発。産廃処理費の予算と実費の差額は3億〜5億円と市議が議会で質疑。
契約書の閲覧不可と助役が答弁。   
http://blog.livedoor.jp/tokorozawalvdoor/archives/7310525.html


【 落札率103.7%?】 所沢市 東部クリーンセンター工場棟建築工事、官製談合で業者に利益供与の疑い
http://tokorozawablg.jugem.jp/

所沢市政の問題点
https://twitter.com/tweettokorozawa
Posted by 所沢市政の問題点 at 2018年04月10日 20:23
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