2018年10月06日

安倍改憲を阻止するただ一つの方法は?


ノーベル平和賞の受賞者が巷で噂されていた、「トンデモない大統領」でなくてホットした。
 
最近の世の中は「悪い冗談」が意外と現実味を帯びることもあり心配していたが、ノルウェーのノーベル委員会はフェイクニュースなどには惑わされない冷静な知性を備えていたということであろう。
 
知性も教養も欠如していることには人後に落ちない安倍晋三首相。
 
先月の日米首脳会談で一方的にトランプ大統領から米国の対日貿易赤字解消のための無理難題を背負わされてきた。
 
そして、国内向けには「米国をTPPに引き戻し2国間のFTAは行わない」と言い続けてきたにもかかわらず、トランプの恫喝に負けて、訳の分からぬ「TAG」なる造語で国民を騙そうとしてきたが、ついに、「米、対日交渉は『FTA』 貿易協定 副大統領が明言」とばらされてしまった。
 
20181006_tokyo01.jpg
【東京新聞より】
 
 
 
しかし、往生際の悪い政府側は、昨日の記者会見で麻生太郎副総理兼財務相が「日米首脳会談でFTAという言葉はひと言も出ていない」と強弁し、世耕弘成経済産業相も同日の会見で「包括的なFTAではない」と曖昧なことを言っていた。
 
さらには、菅義偉官房長官は同日の会見で、米側が日欧EPA以上の農産品の関税引き下げを求める考えを示したことに対し「日米首脳会談で農産品について過去のEPAで約束した内容が最大限だ、という日本の立場を米国は尊重すると合意している」と強調。米側に譲歩しない考えを示していた。
   
<日本 いきなり守勢 米、対日交渉は「FTA」>
 2018年10月6日 朝刊 東京新聞
20181006_tokyo02.jpg 日米両政府が9月末に合意した貿易協定交渉を巡り、トランプ米政権が日本に揺さぶりをかけてきた。日本は新協定を自由貿易協定(FTA)と位置付けず、関税交渉では従来の経済連携協定(EPA)の水準が最大限と主張するが、米高官はことごとく否定。安全保障を絡めて「米国第一」の要求をのませる強硬姿勢を打ち出しており、年明けに本格化する交渉は、日本が防戦一方となりそうだ。
 ペンス米副大統領は4日の演説で「日本と歴史的なFTAに関する交渉を間もなく始める」と明言した。日本は米国と交渉する協定は「物品貿易協定(TAG)であって包括的なFTAとは異なる」と主張し、食い違いが表面化した。
 また、パーデュー米農務長官は同日、日本が欧州連合(EU)と結んだEPA水準以上の農産品関税の引き下げを求めると記者団に表明。日本が安全保障面で米国に依存していることにも言及し、外交問題を絡めたディール(取引)を迫る姿勢も示唆した。
 日本はこれまで、国同士の力関係が反映される日米FTA交渉は劣勢が見込まれるため、応じない方針だった。米国との過去の協議も「FTAの予備協議ではない」と説明してきた。しかし米国が輸入車への追加関税をちらつかせる中で方針を転換し、2国間交渉を受け入れた。
 ただ、日本は交渉開始に当たって農家への配慮を重視。先月末の首脳会談の合意文書に、日本の農産品関税は過去のEPA水準が最大限であることを米国が「尊重する」との文言を盛り込ませた。さらに新協定は「FTAではない」と強調し、これまでの国会などでの説明と整合性を取ったとみられる。
 政府の交渉関係者は「日米関係は悪化させられないから、交渉は拒み続けられない。その代わり農産品関税は過去のEPA水準を最大限とする『ピン留め』をし、それ以上は譲らないようにした」と説明する。こうした政府の対応を踏まえ、吉川貴盛農林水産相は五日の記者会見で「過去のEPAが最大限と首脳間で、合意文書で確認した意義は大きい」と米農務長官の発言に反論した。
 
日米間の貿易関連交渉では、たとえば、農産物の自由化に関して、「1991年度に牛肉・オレンジの輸入枠を撤廃して関税化したにもかかわらず、その関税率は段階的に引き下げられ、現在は牛肉38.5%、オレンジは季節によって16〜32%に変動しており、サクランボは1977年度に米国産を輸入解禁させられ、1992年度には国産に影響がでないよう設けていた輸入期間の制限もなくし関税率は8.5%になっている」という事実を見るまでもなく、日本は最終的には米国に押し切られているのが実情である。
 
したがって、「過去のEPAが最大限と首脳間で、合意文書で確認した意義は大きい」と国内向けに吉川貴盛農林水産相レベルが強調したところでなんら保証にはならないことは明らかである。
 
今後の臨時国会での安倍晋三首相の「言い逃れ」ぶりを注目したいものである。   
 
さて、東大卒で元検事、歯切れの良い女性議員として当初は脚光を浴びていた山尾志桜里議員。
 
昨年の倉持麟太郎弁護士とのダブル不倫問題をきっかけに、双方の家庭は破壊され「『W不倫』山尾志桜里議員 ついに離婚成立」となった。
 
その後は、「『山尾志桜里』に関するニュース(467件)」というまとめ的なサイトでもスキャンダラスな記事が掲載されていた。
 
そして、W不倫疑惑が報じられるも釈明せず、政治活動を続行していることから、ついには最近では、「交際宣言の今井絵理子議員 強気姿勢の裏に山尾志桜里議員の存在か」などと「悪いお手本」と揶揄されていた。
 
昨年の総選挙では民進党を離党し無所属で立候補し僅差で当選を果たし、その後立憲民主党に入った。
 
今年の通常国会では、安倍晋三首相に対して真っ向から憲法論争に挑んだが、「山尾氏挑んだ論争に答えられず “勉強不足”安倍首相の姑息」という結果に終わってしまった。
 
しかし改憲に前にめりになる安倍晋三首相に対しては対抗意識は強い。
 
最近では、朝日新聞社の言論サイトで「安倍改憲を阻止するただ一つの方法」という記事を寄稿し、「合同審査会方式を野党から提案する。それこそが、秋の臨時国会において、自公原案の提出を阻止できる唯一の方法である。これはまた、与党の一部(=公明党)にもご賛同いただける提案であり、何より憲法議論の王道である。」と主張していた。
 
この記事の中で、山尾志桜里議員は、「安倍総理の側近(憲法担当)ならばこんな感じで注進する」と、まさに安倍政権の側近顔負けの真実味のある内容を提示していたので、その一部を紹介しておく。
 
<安倍改憲を阻止するただ一つの方法>
 2018年10月05日 WEBRONZA
・・・前略・・・
憲法改正手続きは、ホップ・ステップ・ジャンプの三段跳びだ。すなわち、
一段目のホップは、国会に対する原案提出、
二段目のステップは、憲法審査会と本会議における国会採決、
三段目のジャンプは、国会採決された改憲案に対する国民投票、
である。
 ホップとステップの間をどれくらい離さなければならないかについては、法律上の定めはない。つまり、国会に原案が提出されてから、国会で採決するまで、国会でどれくらいの時間あるいは期間議論しなければならないか、について決まりはない。ただ、憲法審査会における慎重審議を担保するためのいくつかのルール(注1)が示唆するのは、複数国会での慎重な審議が念頭におかれているということである。
注1
@ 憲法改正原案については公聴会を開かなければならない(衆議院憲法審査会規程17U)
A 審査省略・中間報告制度は、憲法審査会には適用しない(国会法102の9T)
B 会期不継続の原則は、憲法改正原案については適用しない(国会法102の9U)
・・・・・・・・
「総理、ジャンプにかかる時間と成功率は反比例します。短ければ短いほど成功率はアップ。長引くほどに成功率は下がります。とにかく一段目を飛んでしまえば、あとは一気呵成(かせい)に進めることです。
 まず、秋の臨時国会で原案提出です。今回の自民党原案は公明党対策の観点から、十分に考え抜いておきました。『必要な自衛の措置』と書いたのは、後から『必要最小限の自衛の措置』と変えることができるように。『その他の統制』と書いたのは、後から『その他の民主的統制』と変えることができるように。つまり、後日、公明党主導で文言の範囲を狭めたり明確化したりしたように演出できるよう、花を持たせる余地を残してあります。
 維新の党にも、必要であれば、まだまだ演出できる箇所はたくさんありますのでご安心ください。変えたようで、ほとんど変わってない言葉をいくらでも挟めるように、そもそもスカスカの原案にしてあります。
 秋の臨時国会でステップまでいけないか、ですか? そこは、こらえどころです。年明け通常国会まで採決を我慢すれば、『二国会にまたがって丁寧に議論した』と強弁できますから。
 憲法は俺が答弁に立てないから心配だ? たしかに、これまでの憲法審査会には正直な先生もいらっしゃいました。ですから、野党の質問ごときにまともに答えて、責められるパターンもありましたけど。幸い、そういう方々は総裁選で総理に入れてない方々ですから、冷や飯という大義で差し替えされれば問題ありません。
 9条以外の改憲3項目も一応とっておきましょう。総理が教育無償化に全くご関心がないのは承知してます。でも残しておけば、9条の議論は4回に1回で済みますから、時間の消化に役立ちます。最後に出すのは、9条だけでもいいんです。
 とにかく通常国会でも議論したカタチさえ作れれば、あとは手ごろなところで採決にいきましょう。両院の憲法審査会長と議長の人事だけは素直な方にしておく必要があります。
 採決の後、国民投票までは、さすがに最短の2カ月だと急いでるのがミエミエですから、それよりちょこっと長いくらいでいきましょう。来年前半は政治日程が目白押しで、言い訳はいくらでもききます。
 私の目算でいけば、3か月以内に投票に踏み切れば、安倍改憲の中身が知られる前に勝てます。〇〇を通じて、ゴールデンタイムのCM枠は完璧におさえてありますから、3か月かそこいらでは、サヨクの騒音は国民にはとどきません。
 参考までに、こちらのペーパーは総理お手持ちの反論メモです。
Q 自公だけで原案を提出するのは、横暴ではありませんか?
A 野党が議論を放棄している以上、私たちが責任を果たすしかありません。
Q 憲法を国会で強行採決して国民投票に走るのは、横暴ではありませんか?
A 議論を放棄して対案もださないくせに、国民から投票の機会を奪っている野党こそ、横暴です。これ以上国会を空転させ、国民の投票権を侵害するわけにはいかない。私たちはそんなに無責任ではない。私は、国民を信じ、国民に委ねます。自衛隊を書くだけで誇りを与えることができる我が改憲案に、必ずご理解をいただけるものと確信しています。
 とりあえず、言葉に詰まったら、『野党が議論を放棄してる』と連呼しておけば、世論はついてきます。このシナリオでいけば、来年には『日本国憲法を変えた初めての総理』になられます。4選も視野に入ってこられますね。その際は、引き続き私が総理をお支えいたしますので……」
・・・後略・・・
 
改憲論議の土俵には乗らないといっている立憲民主党の枝野幸男代表だが、この山尾志桜里議員の提案(?)が単なる思い付き私案なのか党内調整の結果なのかは不明だが、共産党を含め、最善の「安倍改憲を阻止するただ一つの方法」を早急に意思統一しないと、またもや数の力でズルズルと押し込まれてしまうであろう、とオジサンは思う。

posted by 定年オジサン at 15:37| 神奈川 ☀| Comment(0) | 憲法改正 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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