2017年05月23日

またもや讀賣新聞を使った安倍晋三のカケ疑惑潰し

先週の土曜日から政治関連話題からは全くの別世界で時を過ごした。
 
その間にも、相変わらず「○○は死んでも治らない」と言われるような、舌禍旺盛な破廉恥オヤジが物議を醸していたようである。 
 
<「がん患者働かなくていい」 大西氏、発言撤回せず 党内外で批判>
 2017年5月23日 朝刊 東京新聞
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 自民党の大西英男衆院議員(東京16区)は22日、受動喫煙防止対策を非公開で議論した15日の自民党厚生労働部会で「(がん患者は)働かなくていい」とする趣旨のやじがあったとされる問題について、自らの発言と認め、謝罪した。大西氏は、党本部で記者団に「がん患者や元患者の気持ちを傷つけ、議論を混乱させたことをおわび申し上げる」と述べた。
 大西氏は「失言だった」としながらも「(がん患者は)受動喫煙のない所で働く方がためになる(との趣旨だった)」と釈明し、撤回はしなかった。下村博文幹事長代行は大西氏に厳重注意した。
 15日の自民党厚労部会でのやじは、たばこの煙に苦しむがん患者の支援を訴えた三原じゅん子参院議員に対するもの。三原氏は同日付のブログに「心底怒りで震えた。猛省を促したい」とした上で、「強者の意見より弱い立場にいる方々の視点に立った法案を作っていくことこそ、政治の役割だ」と指摘した。
 民進党の野田佳彦幹事長は22日の記者会見で大西氏について「議員の資格なしというより、人間失格だ」と厳しく批判した。
 大西氏はこれまでも問題発言を重ねている。
 昨年3月には、神社の巫女(みこ)に自民党公認候補の支持を断られると「『おい、巫女さんのくせに何だ』と思った」と女性蔑視とも取れる発言をした。2014年4月の衆院総務委員会では、質問中の女性議員に「早く子どもを産め」とやじ。15年6月には、集団的自衛権行使を可能とする安全保障関連法に批判的な報道機関を「懲らしめないといけない」と圧力をかけた。
◆怒りより悲しい
 全国がん患者団体連合会の天野慎介理事長の話 がん治療と生活の両立を支援する政府の取り組みに逆行する発言。がん患者の一人として怒りよりも悲しい。 
 
ポンコツ大臣の失言にも見られるように、言葉が「命」でもある政治家が、失言や暴言の後に批判を受けて、「(がん患者は)受動喫煙のない所で働く方がためになる(との趣旨だった)」と釈明するが、趣旨の伝わらないような発言しかできない低レベルはまさに安倍晋三首相の影響なのだろうか。
 
こんな問題発言をするから、小池百合子都知事に、「自民党都連らしい発言」と政治利用されてしまうお粗末さ。  
 
「審議時間は30時間が目安」などと、国会審議が始まる前から自民党の連中の目論みを、主要メディアは一斉に無批判で垂れ流していた共謀罪に関しては、与党自民党ではなく自民党補完勢力の「ゆ党」と揶揄される維新の会の法務委員会の委員でもない鉄砲玉小僧の強行採決を促す質疑打ち切り発言で、絵にかいたような強行採決劇が繰り返された。
 
その翌日には、プライバシーに関する権利の国連特別報告者ジョセフ・ケナタッチ氏が共謀罪法案について安倍内閣総理大臣宛に書簡を送付していた。
 
そして昨日は菅義偉官房長官が記者会見で次のように答えていた。
 
●菅官房長官:「特別報告者」という立場ですけども、個人の資格で人権状況の調査報告を行う立場であって、国連の立場を反映するものではない。
●菅官房長官:直接説明する機会が得られることもなくですね、公開書簡の形で一方的に発出したんです。さらには当書簡の内容は明らかに不適切なものでありますので、外務省は、強く抗議を行ったということであります。   
 
この菅義偉官房長官発言に対しては、「『国連人権理事会の特別報告者』とは、菅官房長官が勘違いしているように、単に『個人の資格』でものを言う専門家ではない。」と、ジャーナリストのまさのあつこは厳しく批判していた。 
 
衆院での共謀罪の強行採決により、「(問う「共謀罪」)『反対』「慎重」意見書相次ぐ 57地方議会で 『共謀罪』審議」と反対の声が全国から上がってきた。
 
さらに、「安倍首相が加計学園報道で『朝日新聞は言論テロ』に『いいね!』やっぱりこいつは共謀罪で言論を取締るつもりだ」という記事にはこんなくだりがある。
 
安倍首相が「いいね!」したのは、5月19日に劇作家・今井一隆氏がFacebookで投稿した文章。今井氏は、マンガ家の須賀原洋行氏が加計学園の獣医学部新設に絡んだ「総理のご意向」文書問題で日本獣医師会顧問の北村直人氏が「文書に書かれていることは事実だ」と認めた朝日新聞の記事を〈朝日新聞の姿勢は気味が悪いの一言に尽きる〉と批判したTwitterへの投稿を取り上げ、このように意見を重ねた。〈言論テロといっていいんじゃないか。およそ「報道」ではないし、狂ってる。〉
 許認可に絡む権力の不正をチェックするジャーナリズムの最も重要な報道を「テロ」扱いするのは、まさに反民主主義、北朝鮮並みの発想だが、これに安倍首相が「いいね!」と賛同したのである。

そして、隠しても蓋を閉めようとも、後から次々と新事実が出てくる「モリ・カケ疑惑」。
 
中でも安倍晋三が主犯とされる加計学園疑惑に関しては、久々にネット記事を見ていたらでまたもやさまざまな謀略がうごめいていたようである。
「総理のご威光」ではなく、「総理のご意向」という文書の出所が文科省内部からというのは、内容を読めば部外者には知りえない事実があるからだが、その文書に関して、文科省の元最高幹部が実名で告発する動きまで出てきたそうだが、官邸が不穏な動きをしているという。 
 
<安倍官邸が文科省前事務次官の「加計学園文書は本物」実名証言ツブしの謀略! 読売と週刊誌に“出会い系バー通い”リーク>
 2017.05.22 リテラ
 「総理のご意向」「官邸の最高レベルが言っていること」──朝日新聞が文部科学省の内部文書の存在を報じたことで、一気に再燃した安倍首相の加計学園疑惑。官邸はこの文書を「怪文書」扱いして打ち消しに必死だが、しかし、その後も、この文書の信憑性を裏付ける証言や証拠が次々出てきている。
 さらに数日前には、文科省の元最高幹部が実名で告発する動きまで出てきていた。
 この元幹部というのは、文科省の前川喜平・前事務次官。文科省の天下りあっせん問題の責任を取って辞職に追い込まれた人物だが、「総理のご意向」文書の存在が明らかになって以降、官邸周辺からは「文書は前川がネタ元」という情報がしきりに流されていた。その前川氏が複数のマスコミのインタビューに応じ、「あの文書は本物」と実名で証言する準備を進めていたらしいのだ。
「実際の朝日のネタ元は別の文科省の役人という説もあるのですが、マスコミが取材に殺到したことから、前川さんは名指しされたネタ元説を否定したうえ、実名で文書の内容を事実だと認める決心をしたようなんです。文科省がこの文書を作成した昨年9?10月は、前川さんは事務次官在任中で、文書の内容はもちろん、内閣府からの圧力や会議についても把握していた。天下り問題も、官邸にハメられて責任を押し付けられたという見方もある。そのうえ、ネタ元説を流されて、腹にすえかねていたようです」(文科省担当記者)
 もし、当時の最高幹部がこの文書に記載されていることを事実だと認めれば、安倍首相や菅義偉官房長官の言い分は完全にくつがえり、安倍政権は今度こそ追い詰められることになる。
 ところが、である。その矢先、きょうの読売新聞朝刊社会面にこんな見出しの記事が載った。
前川前次官 出会い系バー通い 文科省在職中、平日夜
 
「前川前次官が出会い系」報道は加計問題の実名証言潰しだった
 前川氏が出会い系バー? 実名告発の直前に下半身スキャンダルとは、あまりのタイミングのよさにびっくりだが、もっと驚いたのはその中身だ。
 見出しだけみると、天下りを仕切っていた悪徳官僚が業者にたかって接待を受けていたとか、出会い系で未成年に買春行為を働いたとかそういう印象を受けるが、記事にはそういう記述は一切出てこない。
 記事にある事実は、「歌舞伎町の出会い系バーに、頻繁に出入りしていたことが関係者の取材でわかった」、それだけなのである。
 読売はそのあとも、〈「割り切り」と称して、売春や援助交際を男性に持ちかけることが多い〉などとして、前川前次官が〈女性と連れ立って店外に出たこともあった〉などと書いているが、根拠らしいものは何もない。それこそ怪文書のような記事である。
 週刊誌でも名誉毀損に関わる下半身スキャンダルを記事にするときは、写真のような物証や関係をもった女性の証言などを提示するものだ。これでは三流実話誌並みだろう。というか、そもそもどんな物証があっても、刑事事件にもなっていない、職務とも関係していない官僚の下半身スキャンダルを大手全国紙が記事にするなんてケースは、これまで見たことも聞いたこともない。
 しかも、読売は官僚や政治家の不正は他紙がやっても最後まで報道しないことの多い、スキャンダルに慎重なメディアだ。それが、ただ「歌舞伎町の出会い系バーに、頻繁に出入りしていた」というだけで、デカデカと記事にするというのはどう考えても異常だろう。
 取材してみると、この読売記事にはお察しの通りの裏があった。そう、読売の記事はまさに、加計学園問題の実名告発を潰すための官邸のリークだったのである。
「もともと官邸は前川氏が事務次官在任中から目をつけていて、公安にこの“出会い系バー”通いをキャッチした。読売が書いたのはその情報とまったく同じものです。読売は最初の段階では政治部が動いていますから、太いパイプのある今井尚哉首相秘書官あたりに記事にしろ、と命じられたんじゃないでしょうか。お墨付きがないと、あんな記事、とても怖くて出せませんよ。安倍首相の憲法改正インタビューを見てもわかるように、最近の読売は完全の政権広報紙ですから」(全国紙政治部記者)
 「文春」「新潮」にもリーク、読売の記事のせいでインタビューが中止に
 ただし、官邸は最初から読売に記事を書かせようと思っていたわけではないらしい。官邸は朝日報道の直後に、前川氏に実名証言される可能性があることを想定し、週刊誌にこの「出会い系バー通い」をリークしていたらしいのだ。
「官邸は、19日の段階でまず、『週刊文春』『週刊新潮』のどちらかにこの情報を流し、取材させていたようです。今回は内調(内閣情報調査室)でなく、同じ公安出身の杉田和博内閣官房副長官が中心になって、そのパイプで仕掛けたんじゃないかと言われていますね。実際、官邸は一昨日の段階で、親しい新聞記者にも、援助交際の事実が週刊誌に出るだの、相手が未成年の可能性もあるだのといった情報をしきりに流していたようです」(週刊誌関係者)
 ところが、前川氏は「週刊文春」「週刊新潮」の発売よりももっと早く、実名証言に向けて動き始めていた。
「すでにフジテレビのインタビューを受け、『NEWS23』(TBS)や『報道ステーション』(テレビ朝日)への出演も決まっていた。それで焦った官邸が、フジには圧力をかけて放映をつぶす一方、読売にあんな前代未聞の記事を書かせたらしい。読売が女性スキャンダルを書きたてたら、テレビ局は『これは何かある』とインタビューに起用しづらくなりますからね。官邸としてはそれで十分なんです。実際、インタビューの動きは完全に止まりましたし、官邸の思惑通りの展開になったということでしょう」
 おそらく今週の後半になると、「週刊文春」「週刊新潮」のどちらか(あるいは両方)が大々的に前川前事務次官の「出会い系バー」スキャンダルを書きたて、ワイドショーは加計学園問題を一切無視して、「ハレンチ文科官僚」などと大バッシングを繰り広げるのだろう。まさに、謀略国家ニッポンというほかはない。
 
いくら政府広報紙や週刊誌メディアにリークしたところで、文科省側からも新しい情報が出てきている。
 
 「加計学園に有利に加筆 獣医学部設置決定案に
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【東京新聞より】
   
 
最後に「政府関係者から入手した文部科学省の内部文書」を発表した本日の赤旗記事を紹介しておく。
 
<「加計ありき」示す内部文書 学部新設問題 「今治市の構想が適切」と明示 参院決算委 小池書記局長が追及>
 2017年5月23日(火) 赤旗
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 安倍晋三首相が「腹心の友」と呼ぶ人物が理事長の学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)が愛媛県今治市で獣医学部の新設を計画している問題で22日、日本共産党の小池晃書記局長は参院決算委員会で、「しんぶん赤旗」が政府関係者から入手した文部科学省の内部文書を元に追及、「今治市の構想が適切」とかかれていたことを示して、安倍首相が議長の国家戦略特別区域諮問会議は加計学園の選定を前提に進めたのではないかと指摘しました。(論戦ハイライト
 小池氏が示した複数の文書のうち、文科省が内閣府の指示で作成した「今後のスケジュール(イメージ)」という文書には、今治市に有利な2018年4月開学を前提とした工程が組まれています。文科省はこの文書で、予定通り開学するためには、獣医師が足りているかどうかという需給について農水省の「判断・対応が必要」などと懸念を表明。小池氏は、これらの懸念を内閣府に伝えたかと質問。松野博一文科相は「需給については省内で議論があり、内閣府、農水省と調整してきた」と認めました。
 小池氏はさらに諮問会議の決定(昨年11月9日)の原案と、それに対する文科省の修正案を提示しました。修正案で文科省は内閣府に「既存の大学・学部では対応が困難な獣医師養成の構想」の具体化や、「近年の獣医師の需要の動向も考慮」することなどの条件を入れるよう求めていました。
 しかしこれらの条件を盛り込まないまま、諮問会議は「広域的に獣医師系養成大学等の存在しない地域に限り」獣医学部新設を認めると決定。原案にはなかった「広域的」「限り」という言葉が挿入されました。
 小池氏は、これらの結果、「獣医学部新設を求めていた京都産業大学が断念せざるをえなくなり加計学園に一本化された」と指摘。山本幸三地方創生担当相は、原案について文科省とやりとりしたことを認める一方で、「今治市ありき、加計学園ありきではない」と答弁しました。
 小池氏は、文科省の修正案が「今治市の構想が適切である」と明示していることをあげて、「今治市ありき、加計学園ありきで諮問会議の決定が行われた動かぬ証拠ではないか」と追及。「今までの国会での関係閣僚の答弁、首相も含めてすべて虚偽だった可能性がある」と指摘。関係者の国会招致と首相出席の集中審議を求めました。
 
安倍政権は日常的に内閣情報調査室や公安を使って、政敵や反政府行動をしている組織・団体の動向を監視している。
 
これで共謀罪が施行されたら、本格的な監視体制と警察権力の横暴が予想され、それを防ぐには諸悪の根源であるアベ政治を辞めさせることしかない、とオジサンは思う。

posted by 定年オジサン at 11:59| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 加計学園疑惑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月19日

加計学園疑惑で午前中の法務委員会をトンズラしたらしい安倍晋三首相

昨日、「日米のトップの足元がぐらつき始めた」とつぶやいたが、その危ういトップの疑惑への対処には、日米で大きな開きがある。
 
米トランプ政権とロシアの不透明な関係を調べるため、米司法省はモラー元連邦捜査局(FBI)長官を特別検察官に任命したということは、米国の民主主義の健在さを感じさせ、きわめて妥当な措置であろう。
 
ところが、日本では「バカ殿の一大事」とばかりに、居直り発言が飛び出す始末である。 

菅義偉官房長官は昨日の午前の記者会見でこう言っていた。
 
 (加計学園が国家戦略特区に獣医学部を新設する計画で、内閣府が文科省に「官邸の最高レベルが言っている」などと対応を求めたとする文言が、日時などが特定された文書に記されていることについて)本日も報道されていたが、出元も相変わらずわからない、信頼性も定かでないことには変わりはない。内閣府に確認したが、「官邸の最高レベルが言っている」とか、「総理のご意向」だとか、そういう事実はない。総理からもそんな指示は一切ない。
 国家戦略特区は、何年も手がつけられなかった規制の岩盤にドリルで風穴を開ける制度だ。この獣医学部の新設も、平成19年(2007年)の11月に(愛媛県)今治市などによって構造改革特区として提案されて以来、長年、実現できなかった、まさに岩盤規制ではなかったか。提案の当初から、加計学園が候補として記載されていた。
 総理の「特区ではスピード感をもって規制改革を進めるべきだ」との指示のもとで、地域の実態や事業者の声に耳を傾け、できるだけスピーディーに実現をすべく、内閣府が制度を所管する関係省庁と厳しい折衝を行って、議論を深めていくのは当然のことじゃないか。今まで、手ぬるいとか、生ぬるいとかの批判はいくらでもあったが、岩盤規制を打ち破っていくため、関係省庁と内閣府の間で議論を深めていくことは当然のことだ。
 
構造改革特区には「提案の当初から、加計学園が候補」だったが、国家戦略特区になっては唯一の候補になったこと自体が不自然であった。
 
従って、「総理の『特区ではスピード感をもって規制改革を進めるべきだ』との指示」は、言い換えれば、加計学園の「獣医学部新設」は早くやれ、ということであるのは言うまでもない。  
以前も、森功のブログ「安倍晋三「腹心の友」の商魂」の中で、獣医師会の事務局を預かる顧問の北村直人の名前が挙がっていたが、官邸側が「フェイクニュースとレッテル貼り」していた朝日新聞が入手した一連の文書の中身は事実と本人も認めていた。
 
<「書かれていること事実」 文書に実名の獣医師会顧問」>
 2017年5月18日20時32分 朝日新聞DIGITAL
 安倍晋三首相の友人が理事長を務める学校法人「加計学園」(岡山市)が国家戦略特区に獣医学部を新設する計画について、朝日新聞が入手した一連の文書の中には、獣医学部新設に反対していた日本獣医師会の関係者と文科省幹部が接触していたことを示すようなものもある。この文書に実名が出てくる北村直人・日本獣医師会顧問(元自民党衆院議員)は18日、朝日新聞の取材に対し、「文書に書かれていることは事実だ」と語った。
 文書の題は「北村直人元議員(石破元大臣同期)→専門教育課○○」=○○部分は文科省職員の実名。日付は「10月19日(水)」となっており、昨年とみられる。北村氏の発言として「石破(茂)元大臣と会って話をした」「政治パーティーで山本(幸三)国家戦略特区担当大臣と会って話をした」などと書かれている。
 文書には、石破氏が北村氏に「党プロセスを省くのはおかしい」などと獣医学部新設をめぐる手続きに言及。また、山本氏は北村氏に「(新設のための)お金がどうなるのかを心配している」などと語ったと記されている。北村氏によると、昨年秋に石破氏や山本氏に会ったという。石破氏とは学部設置をめぐる自民党内の手続きについて、山本氏とは学部の開設費用や設置される愛媛県今治市の財政負担について、それぞれ話したという。
 
ところが、どうしても認めたくない連中がいるようである。
  
 「文書に実名、次々弁明 『内閣府として言ってない』『わからない』 加計学園問題」 
1か月ほど前に、「一番のがんは文化学芸員。この連中を一掃しないと駄目」というトンデモ発言をしていた男が、総理の意向を伝えていた議事録が存在していた。 
 
<「総理の意向」伝えた忖度大臣 山本創生相に“動かぬ証拠”>
 2017年5月18日 日刊ゲンダイ
 国家戦略特区を所管する山本幸三地方創生相は17日、安倍首相の意向を文科省に伝えたかを聞かれ、「そんなことがあるわけはない」と全面否定したが、ちょっと待ってほしい。
 民進党が17日開いた「加計学園疑惑調査チーム」の会合で、共同座長を務める桜井充参院議員はこう発言した。
「今回の“文科省文書”の真偽は置いておくとして、山本大臣が『総理の意向だ』ということを述べた上で、加計学園の話をしている。正式な議事録として公表されている」
 桜井議員が指摘したのは、昨年11月9日の「第25回国家戦略特区諮問会議」だ。首相官邸のHPに公開中の議事録には、山本大臣のこんな発言が記載されている。
〈前回の会議で、重点課題につきましては、法改正を要しないものは直ちに実現に向けた措置を行うよう総理から御指示をいただきました〉(注:7ページあたり)
 確かに前回諮問会議(10月4日)、安倍はその旨を指示していた。ところが、山本大臣は安倍の意向を忖度したのか、11月の会議ではさらに踏み込んで、こう続けている。
〈今般、関係省庁と合意が得られたものを、早速、本諮問会議の案として取りまとめた。内容といたしましては、(中略)新たなニーズに対応する獣医学部の設置(中略)となっております〉
 果たしてこの日の会議で、獣医学部の「空白地域」に限って新設を認める方針を固めた。その結果、手を挙げていた京産大は同じ関西圏の大学に獣医学部があるため、設置を断念。空白地域の四国の今治市で進める加計学園の構想が選ばれることが事実上、決まった。
 山本大臣も「総理の意向」を忖度して、「加計ありき」で動いたようなもの。今更しらばっくれても、議事録に証拠はハッキリ残っている。
 
安倍官邸に危機が迫ってくると必ず顔を出す御用ジャーナリストたりがいるのだが、「官邸周辺」ジャーナリストと呼ばれる山口敬之は、自身のレイプ疑惑で現在海外逃亡生活を送っているらしく、もっぱら官邸の提灯持ち田崎史郎が頑張っている。 
 
<安倍官邸「加計学園圧力文書はフェイク」は疑惑逃れの嘘だった! 決定的証拠が次々、田崎史郎までが「本物」と>    2017.05.18 リテラ
・・・前略・・・
 国民を欺くのもいい加減にしろと言いたいが、じつは、安倍官邸も昨夜になってこの「フェイクニュースとレッテル貼り」戦法では、もはや逃げ切ることはできないと踏んだらしく、方向転換を図っている。
 実は、今朝の『とくダネ!』(フジテレビ)では“官邸のスポークスマン”である御用記者・田崎史郎氏が「文書は本物」と明言し、ただし「「総理の意向」は加計学園だけでなく全体のことを指している」「問題があって処分された役人が逆恨みで流出させた」などと苦し紛れの弁明を展開していた。
 方向転換を迫られた安倍官邸は「文書は恨みによって流された」と出所を攻撃開始
 実はこの田崎の発言は、朝日の続報が出るのを知った官邸の姑息な作戦変更を反映したものらしい。
「昨日夕方くらいまでは『捏造文書』と言い切っていた安倍官邸ですが、どんどん新しい証拠が出てくるので、本物と認めざるをえなくなった。そこで、今度は『文書の出所は天下り問題で“依願退職”した元文科省事務次官の前川喜平氏だ』と言いふらし始めたんです。つまり、天下り問題でクビを切られた前川氏が政権への“恨み”を晴らすためにばらまいたシロモノだ、と主張しているんです」(大手新聞社記者)
 しかし、この「官邸情報」は、逆に今回の文書の信憑性を高めるものだ。前川氏は、この文書が作成された昨年9月-10月は事務次官という文科省において官僚トップの座に就いていた人物。事務次官がこの文書を持っていたとすれば、それこそ文書の信頼度は増すというものだ。
 今後、安倍官邸は、田崎氏がすでに流布しはじめたように「『総理のご意向』というのは国家戦略特区の取り組み全体を指している。批判はまったく当たらない」などと話をすり替える予定なのかもしれないが、この文書は「加計学園」についてだけ論じられていることを忘れてはいけない。そもそも、獣医学部新設は京都産業大学も提案していたにもかかわらず「1校限り」に絞られ、加計学園傘下の岡山理科大学だけが認められるなど、“特別扱い”を受けていたことはあきらかなのだ。
 ついに本格的に動き出した加計学園問題。さらなる真相究明が行われるとともに、安倍官邸の下劣な情報操作も問題も徹底追及しなくてはならないだろう。
 
最後に、朝日新聞にトクダネを奪われた感がある毎日新聞が品よくまとめていた記事が読みやすい。
 
<加計学園計画 獣医学部新設 内閣府、なぜ前のめり>
 毎日新聞 2017年5月19日 01時30分)  
 所管する省庁との連携も不十分なまま
 学校法人加計(かけ)学園(岡山市)が政府の国家戦略特区を活用して獣医学部を新設する計画で、特区を担当する内閣府が2018年4月の開学に向け、獣医師資格を所管する省庁との連携も不十分なまま手続きを急いだ実態が浮かびつつある。政府が半世紀にわたり認めてこなかった獣医師系学部の新設は、規制改革を進める現安倍政権になって動き出しており、野党側は18日の国会審議で追及を強めた。
 安倍晋三首相が議長を務める国家戦略特区諮問会議は16年11月9日に学部新設を決めた。ただし、この段階では設置時期を明示しておらず、内閣府が同18日からパブリックコメントを募った際、「18年度開学」が明らかにされた。
 山本有二農相は18日の衆院農林水産委員会で「当省にパブリックコメントが開始された旨の(内閣府からの)事務的連絡は11月21日にあった」と説明。農水省側は同18日にホームページでパブコメ開始を見て開学時期を把握した経緯を明かし、獣医師の需給を所管する農水省への「事後報告」に不快感をにじませた。質問に立った民進党の宮崎岳志氏は「このような対応には、怒りをもって対応していかなければ」と批判した。
 獣医師の需給を巡っては、日本獣医師会は「不足していない」との立場で、文部省(当時)も1984年、獣医師の過剰を防ぎ質を確保するとして新設や定員増を認めない方針を決定。家畜を診る産業動物獣医師は減少するとの見通しもあるが、獣医学部は北里大が66年に青森県に開学したのを最後に新設されていない。愛媛県今治市での新設の申請も07年以降退けられてきたが、規制が緩和される国家戦略特区の指定を受けたことで開学に向けて動き出した。
 学園が運営する岡山理科大獣医学部の新設の可否は現在、文部科学省の大学設置・学校法人審議会が審査している。定員160人を教える態勢が整っているかなどを確認し、8月末までに認可か不認可かを文科相に答申する。
 【遠藤拓、伊澤拓也、宮本翔平】
 内閣府の審議官「『総理のご意向』申し上げたこと一切ない」
 文部科学省幹部で共有されたとされる文書を巡り、18日の衆院農林水産委員会では名指しされた関係者からの発言が相次ぎ、内容を否定する答弁もあった。獣医学部の開学時期に関して、国家戦略特区を担当する内閣府の藤原豊審議官は「内閣府として(文科省に)『総理のご意向』などと申し上げたことは一切ない」と反論した。
 文書は昨年9〜10月、内閣府と文科省とのやり取りなどを記したものとされ、A4判1枚ごとに題名が付けられている。「(文科)大臣ご確認事項に対する内閣府の回答」との文書では、開学時期について「これは総理のご意向だと聞いている」と内閣府が文科省に伝えたとされる。文科省関係者は毎日新聞の取材に、この担当者が藤原審議官だったと証言している。
 このほか、萩生田光一官房副長官と文科省幹部のやり取りを記したとされる「10/7萩生田副長官ご発言概要」との文書もあり、萩生田氏が「私の方で整理しよう」と述べたと記されている。これに対して萩生田氏は「文書の信ぴょう性に疑問を持っている」と述べる一方、昨年10月の日程について「確認が取れない。公式日程(の記録)は廃棄した可能性もある」と説明した。
 また、義家弘介副文科相から文科省担当者への指示をまとめたとされる「副大臣レク概要」の内容について、義家氏は「事実を確認中。この時期にさまざまな調整をしていたことは事実」と述べるにとどめた。【杉本修作】
 加計理事長、安倍首相「心の奥でつながっている友人」
 学校法人加計学園の加計孝太郎理事長と安倍晋三首相は1970年代に留学先の米国で知り合って以来の親友とされる。
 首相は2014年、学園系列の千葉科学大(千葉県銚子市)の開学10周年式典で「どんな時でも心の奥でつながっている友人、私と加計さんはまさに腹心の友。留学生時代、ともに遊び、語り合った。今でも忘れられない」とあいさつしている。
 首相の妻昭恵氏が会食に同席することもあるといい、15年12月のクリスマスイブには、首相が加計氏らと過ごしている写真が昭恵氏のフェイスブックに投稿されている。
 これまでの国会質疑などによると、昭恵氏は、学園系列のこども園の名誉園長を務め、同園のイベントにも政府職員2人を連れて参加したとされる。
 
国会の法務委員会では、「<共謀罪>午後、採決強行へ…野党は反発 衆院委」という運びらしいのだが、昨日の本会議でのこんな素晴らしい演説をNHKが中継してくれれば、もっと早く多くの国民に対して共謀罪の杜撰さを伝えることができたのではないだろうか、とオジサンは思う。
 
【山尾しおり 金田・法務大臣の不信任【全43分】 5/18 衆院・本会議】
 

posted by 定年オジサン at 12:18| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 加計学園疑惑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月18日

日米のトップの足元がぐらつき始めた

役者がそろい、大向こうをうならせるケレン味あふれる大芝居。「トランプ屋! 金屋!」。そして「安倍屋!」
 
こんな掴みで「『北朝鮮危機』はあざとい猿芝居だ! 日米朝『形だけ』の演出」と、東京新聞論説兼編集委員の半田滋に喝破されていた、米国のトランプ大統領と日本の安倍晋三首相の日米のトップ。
 
とりわけ、「オルタナティブ・ファクト(もうひとつの真実)」がお得意のトランプ大統領は、そのために僅か大統領就任100日を過ぎた頃からメッキが剥げ始めている。
 
政治家経験がゼロの男が、浅薄な言動を取り続ければいつかはこうなるという「期待」ではなく予想通りになってきている。
    
<トランプ氏の対ロシア疑惑 米民主党は弾劾も視野>
 2017年5月18日 朝刊 東京新聞
 【ワシントン=石川智規】米主要メディアは16日、トランプ米大統領が連邦捜査局(FBI)のコミー前長官に対し、フリン前大統領補佐官(国家安全保障問題担当)とロシアとの関係を巡る捜査を打ち切るよう求めていた、と一斉に報じた。野党民主党は司法妨害に当たると強く反発。弾劾も視野に、独立性の高い「特別検察官」の任命を求めるなど真相解明に向けた圧力を強めている。
 米紙ニューヨーク・タイムズ紙電子版によると、トランプ氏は2月14日、コミー氏とホワイトハウスで会談した際に「彼(フリン氏)はいいやつだ。これ(捜査)は手放してほしい」と持ちかけた。同紙は、コミー氏が会談後に自ら作成したメモの内容をコミー氏の側近から聞いたとしている。
 フリン氏は、政権発足前にロシアのキスリャク駐米大使と対ロ経済制裁を巡り不適切に接触していた問題が発覚し、トランプ氏が2月13日に事実上解任。トランプ氏とコミー氏が問題のやりとりをしたのは、その翌日だった。
 その後、セッションズ司法長官とキスリャク氏との接触も露見し、セッションズ氏は、ロシアを巡る捜査から身を引くことになった。ロシア疑惑について、3月になお捜査中であることを議会で認めたコミー氏は今月9日、トランプ氏により突如、解任された。
 トランプ氏にはさらに、翌10日に会談したロシアのラブロフ外相らに、同盟国イスラエルから寄せられた機密情報を漏らしていた疑惑も浮上した。
 与党共和党にも疑惑の解明を求める世論の圧力が強まり、下院監視・政府改革委員会のチェイフェッツ委員長(共和党)は十六日、コミー氏がトランプ氏と交わしたやりとりに関するメモなど全ての記録を、24日までに提出するようFBIのマケイブ長官代行に要請した。
 
国のトップを国民が直接決められない日本と異なり、米国では国民が直接決めることができるため、それが思わぬ結果を招いてしまえば韓国のように国民の負託を受けた議員が議会で弾劾することができる。
 
そのため、通常の指揮系統から独立した権限で捜査する必要があるために、「米、ロシア疑惑捜査の特別顧問に元FBI長官」という措置が取られることになった。
 
翻って、わが日本では、国会の答弁では、一度たりとも真実の答弁を行ってこなかった安倍晋三首相。
 
自分の立場に足かせをはめてしまい、そのため野党から本筋ではないところで攻められた森友学園疑惑。
 
必死になって「私人」の妻を庇い続け、ほとぼりがさせるのを待っていたのだが、もっとも触れられたくない問題が昨日の朝日新聞でスクープされてしまった。
 
そして朝日新聞は第2弾を発表した。
 
内閣府要求、日時も記録 『官邸の最高レベルが言っている』 加計学園、18年の新学部設置



そして国会では共謀罪どころか、安倍晋三の首を取れるとばかりに、「野党、集中審議を要求 加計学園めぐる文書 与党、『共謀罪』あす委員会採決方針」となった。
 
1か月以上前に、「国会も安倍晋三への忖度集団化、森友ダメなら加計で攻めろ」の中でこうつぶやいた。
 
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森友学園疑惑の隠し玉を握っているのが、ジャーナリストというよりは活動家、もと「しばき隊」の菅野完であったが、この加計学園問題ではノンフィクションライターの森功がかなり入念な取材をして入る。
最近の本人のブログにはこんな内容が明らかにされていた。
 
<安倍晋三「腹心の友」の商魂>
 本日発売の文藝春秋で「加計学園」問題を書きました。以下の冒頭。
 日本の獣医師を束ねる公益社団法人「日本獣医師会」は、東京・南青山にある視界の総本山だ。営団地下鉄「青山一丁目」駅に直結する新青山ビルヂング西館二三階の会長執務室の大きな窓から、間近に神宮の森や建設中の国立競技場を望む。二〇一四年三月十三日、岡山理科大学を運営する学校法人「加計学園」理事長の加計孝太郎(*)がそこを訪ねた。相対したのは、獣医師会会長の蔵内勇夫(六三)と会の事務局を預かる顧問の北村直人(七〇)だ。
「あなたは安倍さんから『獣医師会に行け』と指示されてやって来たんでしょ。ときの最高権力者がバックについている、すごいよね」
 蔵内たちが皮肉を言いながら突き放した。
「誰が来たところで、申請は通りませんよ」
獣医師会の重鎮たちが口にした「最高権力者」が、安倍晋三を指すのは繰り返すまでもない。
けっこうおもしろいですぞ。
 
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上記のノンフィクションライターの森功はやはり1か月前にもこんなことを書いていた。
 
<第二の森友「加計学園」問題の焦点>
 4月17日 森功のブログ
 文藝春秋に続き、本日発売の週刊現代「ジャーナリストの目」でも、ポイントを整理するつもりで、加計問題をとりあげました。以下抜粋。

「森友学園騒動の余波を受けたが、我々は全く違うんです」
 学校法人加計学園の岡山理科大学獣医学部新設について4月11日、愛媛県今治市長の菅良二が、市民向けの説明会でそう釈明した。岡山市を本拠地とするこの加計学園、神戸市にある傘下の保育施設「御影インターナショナルこども園」で、あの安倍昭恵夫人が名誉園長に就任してきたことから「第二の森友」と呼ばれてきた。(中略)
前文部科学大臣の下村博文ならびに今日子夫人。昭恵、今日子、加計理事長が仲睦まじく連れ立って訪米し、現地の小学校と加計学園グループとの提携に奔走している。いったい、その外遊#用は、どこの財布から出ているのか、勘繰りたくもなる。
学校経営はもとより獣医学部新設に、文科省の力学が働くのはいうまでもない。なので、下村夫妻と加計理事長とはどんな付き合いをしてきたのか、そこも興味がわく。
そしてもう一つ、忘れてならないのが出入り業者の役割だ。
 こちらもお忘れなく。   
 
そして同様に先月にも、既にこんな記事が出ていた。 
  
<特区指定で血税96億円を手に入れた安倍の親友「加計学園」総帥が「首相の後ろ盾があるから大丈夫」と発言!?>
 2017.04.12 リテラ
 森友問題では安倍昭恵夫人の関与が明白になりながら、責任を秘書官に押し付けるかたちで収束をはかろうと躍起の安倍首相と官邸。だが、森友問題にとどまらず、安倍首相にとって最大のアキレス腱は「加計学園」問題だろう。
 すでに何度も報じているように、加計学園は安倍首相がいまも年に数回はゴルフや食事を共にし、「腹心の友」と呼ぶ加計孝太郎氏が理事長を務める学校法人だが、安倍首相の働きかけで巨額の血税が流れ込んだ疑惑が浮上しているのだ。
 もともと加計学園をめぐっては、同法人が運営する岡山理科大が愛媛県今治市で獣医学部新設を申請するも、文部科学省が獣医学部の新設を求めておらず、過去15回も国に撥ねつけられてきた。ところが、安倍首相が総理に返り咲いた後はトントン拍子で話が進み、2015年12月に今治市を国家戦略特区に定めて規制緩和。52年間にわたって認められてこなかった獣医学部の新設が決まったのだ。くわえて、同大学には約37億円の価格がついている市有地が無償譲渡され、愛媛県と今治市によって最大96億円が助成されるというのである。
 さらに、3月13日発売の「週刊現代」(講談社)は、加計氏の姉である加計美也子氏が理事長を務める加計学園グループの学校法人順正学園をめぐって、同法人が運営する吉備国際大学の南あわじ志知キャンパス開設に対しても、建物と合わせて評価額約30億円もの土地と最大13億3300万円の補助金が出ていると報じた。
 つまり、今治市の岡山理科大と合わせれば、176億円もの血税が加計学園グループに流れているというのだ。
 だが、こうした露骨なまでの“お友だち”の優遇を安倍首相は全面否定。3月13日に衆院予算委員会で社民党・福島瑞穂議員に加計学園疑惑の追及を受けると、「特定の人物を出して、何か政治的な力を加えたかのごとく質問して、あなた責任とれるんですか!」と激昂し、声を荒げた。
 立場が危うくなるとムキになってキレるのはこの総理の得意芸ではあるが、安倍首相が加計氏の名前を出されてこれほどまでに怒り狂ったのは、無論、この問題が“掘られては困る”案件であることの証左だ。
 現に、発売されたばかりの「文藝春秋」5月号に掲載されたノンフィクション作家・森功氏のレポートでは、岡山理科大の獣医学部新設にかんして、加計氏が“安倍首相の後ろ盾”があることを仄めかしていたことが記されているのだ。
 それは2014年3月13日のこと。この日、加計氏は、岡山理科大の獣医学部新設に否定的見解を示してきた日本獣医師会を訪れ、同会の蔵内勇夫会長と、元農林水産副大臣である元衆議院議員・北村直人顧問と対面したという。
 前述したように、獣医学部の新設は国が認めておらず、何度も申請が撥ねつけられていたが、その背景には、日本獣医師会の強い反対があった。しかし、第二次安倍政権の発足後、潮目が変わり、2013年6月に安倍首相は国家戦略特区の創設を閣議決定。加計学園も特区指定と規制緩和に向けて働きかけを強めていく。
 そういう流れのなかで、加計氏の日本獣医師会訪問が実現したのだが、対面した蔵内氏と北村氏は「あなたは安倍さんから『獣医師会に行け』と指示されてやって来たんでしょ。ときの最高権力者がバックについている、すごいよね」と、加計氏に皮肉を言ったのだという。
 だが、この会談の模様をレポートする森氏は、こんな“情報”を明かすのだ。
〈実はこのとき「首相が後ろ盾になっているので獣医学部新設は大丈夫だ」と加計が胸を叩いたという話がある。実際、その議事録が存在するという説もある〉
「首相が後ろ盾になっているから大丈夫」──もし、ほんとうに加計氏がこう発言していたとしたら、やはり岡山理科大の獣医学部新設は安倍首相が「腹心の友」のために規制緩和をして認可のお膳立てをしたということになるだろう。そして、その議事録が存在するならば、安倍首相が“お友だちに便宜を図った”という証拠になる。
 森氏の取材に、北村氏は含みのある言葉を口にしている。
「議事録があったら、安倍政権がふっとんじゃうよ。だから私は『ない』と答えるしかない。相手は自民党の党友でもある安倍さんですからね。私は旧田中派の議員でしたから、口利きだって駄目だとは言いません。『安倍さんでしょ? あなたがたの後ろにいるのは』と尋ねたとき、加計さんはなんとなく頷いたかな」
 実際、安倍首相はこの後、加計学園の獣医学部新設のために露骨と言ってもいいくらいの動きをしている。2015年12月には、今治市を全国10番目の国家戦略特区にすると決め、16年11月には獣医学部の新設に向けた制度見直しを表明。そして、以前から獣医師学部新設の規制緩和を訴え、安倍首相が「教育再生実行会議」の有識者メンバーに抜擢したこともある前愛媛県知事・加戸守行氏を国家戦略特区会議の今治市分科会委員に任命しているのだ。まさに「後ろ盾」という表現がぴったりの利益誘導としか言いようがない。
 さらに、森氏のレポートは、安倍首相側近閣僚(当時)の関与についても指摘している。
〈当日の午後、加計たちはその足で文科大臣(当時)の下村博文のもとを訪ねている。元来、文科省には、医師、歯科医師、獣医師、船舶職員の四職種について新たな学部の新設や増設を認めないという告示が存在してきたが、やがてその告示が見直された〉
 下村元文科相といえば安倍首相の“お友だち閣僚の筆頭”と呼ばれていたほどだが、夫人である今日子氏は加計グループである「英数学館小学校」(広島県福山市)の説明会パンフレットに安倍昭恵夫人とともに挨拶文を寄せていたことがすでに判明している。また、同レポートでも、安倍首相夫妻の訪米には加計氏と今日子夫人が同行していたことを伝えている。
 安倍首相本人だけではなく、安倍首相の人脈である下村夫妻の関与も疑われる、この加計学園問題。いや、加計学園疑惑を追うと、安倍首相の人脈が多々浮かび上がってくる。現に、加計学園の理事と同学園の運営する千葉科学大学学長に就いている木曽功氏は、一時、第二次安倍内閣の内閣官房参与を務めていた元文部科学官僚。安倍首相がゴリ押しした「明治日本の産業革命遺産」のユネスコ世界遺産登録にも携わった人物だ。また、安倍首相は昨年、加計学園の監事だった木澤克之氏を最高裁判事に任命するなど異例の人事まで行っているのだ。
 さらに、加計学園は2004年に前出の千葉科学大学を千葉県銚子市に開校したが、同大設置の際には、安倍首相が実際に加計氏のために動いていたという情報もある。森氏のレポートでは、安倍・加計氏と旧知の大学関係者がこう証言している。
「大学は都心から電車で二時間くらいかかるし、教員のなり手がない。それで安倍さんがいろんな人に声をかけていました。安倍さんの口利きで一年間だけ教授になってもらった人もいるほどです」
「なにより、キャンパスの用地取得を巡って、地元と揉めたんです。それで、安倍さんは『俺があいだに入ってあげて何とかなったんだよ』と自慢していたことがありました」
 この証言は安倍首相がいかに加計氏のビジネスをアシストしてきたかを物語っているが、同大の元教授も、開校時の宣伝文句についてこんな話をしている。
「学園側の常套句が、『将来の総理がバックアップする学校です、就職率も100パーセント』。そうして大学をPRしていました。これだけ安倍さんと関係が深いんだと」
 じつはもうひとつ、安倍首相と加計氏の深い関係を示唆する証言がある。それは昭恵夫人の2015年12月24日のFacebookへの投稿だ。この日、安倍首相は昭恵夫人を伴って、当の加計氏や三井住友銀行副頭取(当時)の高橋精一郎氏、鉄鋼ビルディング専務の増岡一郎氏らと会食しているが、昭恵夫人は安倍首相と加計氏らがシェリーグラスを片手に肩を並べる写真を、こんな一文とともに投稿している。
〈クリスマスイブ。男たちの悪巧み…(?)〉
 一体、「悪巧み」とは何のことなのか。ちなみに安倍首相は、この会食の9日前である2015年12月15日に、国家戦略特区諮問会議において今治市を全国10番目の特区にすることを決定。加計氏にとって特区の決定は獣医学部新設を約束されたも同然で、昭恵夫人のいう〈悪巧み〉とは、もしや安倍首相と加計氏が今後の計略をめぐらせていたのでは……と想像を喚起させるものだ。
 安倍首相は「森友問題よりも加計問題の追及を恐れている」とも報じられているが、官邸は森友問題を収束させることで加計問題も追及を封じ込める算段であることは明白だ。しかし、政治の私物化という意味では森友も加計も本質は同じ。追及の手を緩めることはあってはならないだろう。
 
度々、過去の記事を紹介したのは、加計学園疑惑は今さら始まった問題ではなく、新聞以外のメディアでは、特にネット上では知られていた事件であったが、森友学園疑惑と全体の構図は似ているが、森友学園は安倍昭恵が首相代理的な存在感を示すほどの関与が明白になったのだが、加計学園疑惑は安倍晋三本人の権力を行使した私的な不法行為であり、安倍晋三が戦々恐々としていた問題であった。
 
多くの官邸詰め記者から漏れてくるのは、「加計学園問題には触れるな」との官邸筋の脅しだったらしい。
しかし森友学園疑惑の国有地格安払下げに関しては、消費税増税を待っている財務省が安倍晋三首相を省を挙げて庇っているにもかかわらず、加計学園疑惑は文科省内部からのリークである。
 
今後も具体的な名前が出てくるらしいが、すでにテレビメディアも感づいてきたらしいので一気に安倍晋三包囲網を広げるべきであろう、とオジサンは思う。

posted by 定年オジサン at 12:19| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 加計学園疑惑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月17日

裸のバカ殿のご意向でカケそばにきめました

先月末あたりから北朝鮮が弾道ミサイル発射や6度目の核実験に踏み切るのかと御用評論家を総動員して「北朝鮮危機」を煽り、テレビメディアはまさに「北朝鮮問題」でハイジャックされた感があり、それにより、国会の法務委員会での共謀罪法案の審議状況は国民の関心から遠のいていた。
 
そして昨日の参考人の意見を聞いて今日にも強行採決という段階になって、突如、降ってわいたような天皇明仁の初孫娘の婚約が発表され、おそらく明日の衆院本会議での採決も、「おめでとう! お幸せに!」という皇室関連ニュースにハイジャックされるのではないかと思ってしまう。
 
これでは、せっかく民進党の聞き取り調査で明らかになった、「籠池氏 『3m以深ごみなし』 民進に取得交渉メール公開」というニュースもかすんでしまう。
 
本来ならば、土地を安く購入しようとする側が「地中深くゴミがあった」と騒ぎ、その撤去費用分を値引きさせることが普通の流れなのだが、国土交通省の担当者が民進党調査に「学園によるボーリングは地下のごみを把握する調査ではなかった。実際のくい打ちの状況などでごみが地中深くにあると判断した」ということには違和感を覚えてしまう。
 
さらに、籠池前理事長が公開したメールでは、財務局の担当者が昨年4月、弁護士らに宛てた「小学校開校に向けご協力いただきありがとうございます」と学園側の立場になった書き出しだったことも明らかになっている。
 
しかし財務省側は断固として関連書類は全て廃棄処分したと押し通す腹積もりなのだが、これは安倍晋三首相に恩を売って、消費税増税を確実に実行してもらう目的があったからだと、日刊ゲンダイは「『改憲宣言』が命取り…財務省が仕掛ける“安倍降ろし”」の記事の中で指摘している。
 
以前、「モリ・カケ疑惑はまだまだ終わらない」というつぶやきの中で、「そろそろ本丸の安倍晋三を、森友学園疑惑と加計学園疑惑で追い込みレッドカードを突きつけつけなければならない時に来ているのではないだろうか」とつぶやいた、安倍晋三首相にとっては最も触れられたくない加計学園疑惑問題。 
  
2か月前には、「特区で獣医学部新設、首相が関与否定 知人が学園理事長」という記事の中で、安倍晋三首相は特区認定を私がもし働きかけて決めているのであれば、責任を取る」と答弁していた。
 
それから10日後には、「『総理の長年の友人が利益』? 戦略特区、国会で論戦に」となり、それまでの経過が
明らかになった。
 
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【国家戦略特区の獣医学部新設をめぐる動きと論点】
 
  
1か月前には国会で密かな論争も行われていた。
 
<加計学園問題、論点は 特区に獣医学部新設、国会で論争>
 2017年4月17日00時59分 朝日新聞DIGITAL
 安倍晋三首相の知人が理事長を務める学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)が、国家戦略特区の指定を受けた愛媛県今治市に獣医学部を新設する計画をめぐって、国会で論戦が続いている。野党は「理事長と首相との個人的な関係が特区指定などに影響を及ぼしたのではないか」と指摘するが、政府は「便宜や忖度(そんたく)はなかった」と説明する。審議から浮かんだ論点をまとめた。
■複数候補から絞り込み→地理的条件、後出し?
 野党がまず問題視したのは、獣医学部をつくる事業者が複数の候補から加計学園に絞り込まれた経緯だ。
 鳥インフルエンザの世界的研究機関を持つ京都産業大が政府のヒアリングに、京都府とともに21ページの資料を示して獣医学部設置構想を訴えたのは2016年10月17日。ところが、約3週間後の11月9日、首相が議長をつとめる政府の国家戦略特区諮問会議が、獣医学部の「空白地域」に限って新設を認める地理的条件を新たに示した。
 これによって、同じ関西圏の大学に獣医師養成コースがある京産大は設置断念に追い込まれた。加計学園を事業者とすることを念頭に、空白地域の四国での学部新設を提案した今治市が選ばれることが事実上、決まった。
 民進党の宮崎岳志氏は「京都の提案を審査対象にできないような基準を後からはめた」と指摘し、「加計ありきだ」とただした。特区担当の山本幸三地方創生相は「今治の提案は早期実現性の観点から熟度が高いと判断した」と答えた。
 京産大の提案後に設けられた地域的条件について、松本洋平内閣府副大臣も「(条件は)特定の地域を念頭に置いたものではない」と答弁。これに対して自由党の森ゆうこ氏は「『(条件は)今治に特定するものではない』と言いながら『京都より今治がよかった』と答弁している。矛盾だ」と批判した。
■消極姿勢の省庁一転→必要性は誰の判断?
 だれが学部新設の「必要性」を判断したのかも論点だ。獣医師増につながる学部の新設は、獣医師行政を所管する農水、大学行政を所管する文科の両省とも消極的だったとされる。
 両省が消極姿勢から一転して容認に転じた理由について、無所属(民進・新緑風会)の舟山康江氏は「(獣医師)全体の数は足りているのに、急に『上』から言われて(学部)新設を認める方向になった」とみる。
 一方の山本有二農林水産相は「獣医学部の設置は所管ではない」、義家弘介文科副大臣も「個々の施策の意思決定過程にかかるので、答えは差し控える」と、慎重な答弁を繰り返す。
 決定過程を示す資料が明らかにされず、大臣らがちぐはぐな説明を繰り返していることも、問題の不透明感を増している。
 経緯について詳しい説明を求める野党に対して、政府は今月4日、山本地方創生相、山本農水相、松野博一文科相が学部設置を「1校限り」で認める条件で合意したとする16年12月22日付の文書を明らかにした。
 それまでは非公表だったため、自由の森氏は文書の作成日時が記された記録の開示を求めた。松本内閣府副大臣はいったん開示を認めたが、2日後に「行政遂行に著しい支障が生じる」と撤回した。
■理事長は首相の知人→圧力・関与はあった?
 野党が疑いのまなざしを向ける理由の一つは、学園理事長の加計孝太郎氏が首相の知人であることだ。
 民進の斎藤嘉隆氏は「首相は加計氏を『腹心の友』と言っていたが、獣医学部創設の相談を受けていたか」と尋ねた。首相は「相談があったことや圧力が働いたということは一切ない」と答弁。加計氏と食事やゴルフを重ねていることを指摘した民進の桜井充氏には、「私と付き合いがあったら特区に指定されないのか。おかしな話だ」と答えた。
 首相の側近の萩生田光一官房副長官が、学園が経営する千葉県内の大学の客員教授を務めていることも明らかになった。萩生田氏は「請託や相談を受けた事実は全くない」と学部新設計画への関与を否定した。
 首相の妻昭恵氏が15年、加計学園が運営する認可外保育施設の名誉園長に就任し、政府職員2人を連れて施設のイベントに参加していたことのほか、学園理事の木曽功氏が安倍政権で内閣官房参与だったことも指摘された。
 民進の武正公一氏は「(獣医学部をつくる事業者が認定される際に)忖度、やはり何らかの力が働いたのではないか」と問うたが、山本地方創生相が「全くそんなことはない」と反論した。(星野典久、岡崎明子、南彰)
■獣医学部新設をめぐる動き
2015年6月 愛媛県・今治市が国家戦略特区で新設を提案
 16年3月 京都府・京都産業大が新設を提案
   10月17日 京都府・京産大から政府がヒアリング
   11月9日 特区諮問会議が、空白地域に限り新設を認める方針←野党「加計学園ありきで、京都を門前払いするために規定を作った」と批判
  12月 内閣府、文部科学省、農林水産省の3大臣が「空白地域」に加え「1校限り」で合意←野党、3大臣の合意手続きを疑問視
 17年1月 内閣府、文科省が1校に限り認める告示
      加計学園が今治市に新設する計画を応募
      特区事業者に加計学園を認定
   3月 加計学園が文科省に設置認可を申請
 
そもそも、忖度される側が「忖度は無かった」といくら強調しても「内心の問題」なので水掛け論になってしまう。
 
しかし、安倍晋三首相が、あえて「私と付き合いがあったら特区に指定されないのか。おかしな話だ」ということは、「私と付き合いがあれば特区に指定される可能性が高い」と自ら認めていることになる。
 
森友学園の籠池前理事長は「考え方が近い」程度の人物だったかもしれないが、加計学園理事長の加計孝太郎とは安倍晋三都は旧知の仲であることは自他ともに認めている。
 
2017abe_kake.jpg
【高橋精一郎:三井住友銀行副頭取 ※増岡聡一郎:鉄鋼ビルディング専務 】

 
そして森友学園疑惑と同様、「私人」の安倍昭恵が、「加計学園が運営する認可外保育施設の名誉園長に就任し、政府職員2人を連れて施設のイベントに参加して」いたり、「首相の側近の萩生田光一官房副長官が、学園が経営する千葉県内の大学の客員教授を務めている」ことや、「学園理事の木曽功氏が安倍政権で内閣官房参与だったこと」などを総合的に判断すれば、安倍晋三周辺が共謀した疑獄となる可能性が濃厚である。
 
前述したとおり、財務官僚はおそらく死んでも証拠となる関連資料は提出しないであろうが、文科省官僚はそんな恩義が安倍晋三にはないのか、「総理のご意向だと聞いている」文書を明らかにしていた。      
 
<加計学園の新学部「総理のご意向」 文科省に記録文書>
 2017年5月17日05時00分 朝日新聞DIGITAL
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「獣医学部新設に係る内閣府からの伝達事項」と題された文書

 安倍晋三首相の知人が理事長を務める学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)が国家戦略特区に獣医学部を新設する計画について、文部科学省が、特区を担当する内閣府から「官邸の最高レベルが言っている」「総理のご意向だと聞いている」などと言われたとする記録を文書にしていたことがわかった。
 野党は「首相の友人が利益を受けている」などと国会で追及しているが、首相は「加計学園から私に相談があったことや圧力がはたらいたということは一切ない」などと答弁し、関与を強く否定している。
 朝日新聞が入手した一連の文書には、「10/4」といった具体的な日付や、文科省や首相官邸の幹部の実名、「加計学園」という具体名が記されたものもある。加計学園による獣医学部計画の経緯を知る文科省関係者は取材に対し、いずれも昨年9〜10月に文科省が作ったことを認めた。また、文書の内容は同省の一部の幹部らで共有されているという。
 
「総理のご意向」と内閣府が明言すれば、「総理の御威光」となり、決して忖度ではなく「下命」ということになり、「加計学園から私に相談があったことや圧力がはたらいたということは一切ない」という空疎な答弁は、今後大きな墓穴を掘ることになるであろう、とオジサンは思う。

posted by 定年オジサン at 12:09| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 加計学園疑惑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする