2018年05月19日

虚構新聞記事がまともに見えてくる歪んだ日本


政府 『セクハラ罪』存在せず 答弁書を閣議決定
 
昨日はこのニュース記事を見てのけぞってしまいおもわずこんなツイートを飛ばした。 
同じ思いを持っている人もいた。 
アホ太郎財務相発言により、おもわぬ国際的な動きが起きていた。
 
<ILO、セクハラに初の国際基準 拘束力伴う条約目指す>
 2018年5月19日 朝刊 東京新聞
 国連の国際労働機関(ILO)は年次総会を28日から6月8日までスイス・ジュネーブで開き、職場での暴力やハラスメントをなくすための新たな国際基準を話し合う。セクハラを含め、仕事に関わるハラスメント全般を直接扱った国際基準はこれまでなく、今回の議論を経て来年の総会で採択を目指す。条約で基準に拘束力を持たせることができるかどうかが焦点となる。
 ILOはハラスメントを世界共通の深刻な差別としてとらえた議論を2009年にまとめ、加盟各国に適切な措置を呼び掛けてきた。今回の総会では、加盟187カ国の政府・労働者・使用者の代表が、事前に各国の見解をまとめた「たたき台」を基に討議する。
 基準を(1)拘束力を伴う条約(2)拘束力のない勧告(3)拘束力を伴う条約を勧告で補完−のいずれにするかが議論の争点となる。ハラスメントの定義や対象となる労働者や行為者の範囲、防止措置や被害者支援も議論する。
 たたき台は最も拘束力のある(3)を支持し、ハラスメントを「身体的、精神的、性的または経済的危害を引き起こす」「許容しがたい一連の行為と慣行」と定義。労働者の範囲は求職者やボランティアなども包括的に設定する内容となっている。
 ILOがたたき台の作成に先立ち89国の現状を調査した結果、仕事に関する暴力やハラスメントを規制する国は60カ国で、日本は「規制がない国」に分類された。
 日本は、男女雇用機会均等法で職場のセクハラ防止措置を事業主に義務付けるが、セクハラの定義や禁止規定はなく、被害者保護、救済の壁になっている。
 
そもそも、せっかくできた男女雇用機会均等法が、あくまでも事業者に対する単なる義務付けであったため、「セクハラの定義や禁止規定」がなく、当然罰則規定もないという事実を知っていた上でのアホ太郎財務相の一連の発言ではなかったのだろうか。 
 
原田隆之・筑波大学教授は、「麻生大臣が致命的な『問題発言』を繰り返す理由が分かった」という記事の中で、麻生太郎は自分の発言を「受け取った人がどう感じるかという視点がまったく抜け落ちている」と分析し、「相手の気持ちを頭で理解することのできる能力」である「認知的共感性」と、「相手の心情を頭で理解するだけではなく、それを追体験し、同じように感じ取る能力」としての「情緒的共感性」の2つが欠如していると指摘していた。
 
まさに典型的な「欠陥大臣」である。
 
さて、予想されていたとはいえ、「佐川前長官、不起訴へ 説明責任 必要性さらに」となったが、簡単に「書き換えられる」公文書自体に問題があると、こんな検討を政府が始めたという。 
 
<公文書記録、粘土板への移行を検討 政府>
 Kyoko Shimbun 2018.03.13 News
20180519_kyokou1.jpg

粘土板を用いた記録文書

 森友学園への国有地売却に関する決裁文書が書き換えられていた問題で、政府が公文書を記録する媒体を紙やデジタルデータから粘土板に移行するよう検討していることがわかった。」
 財務省が公文書を書き換える不正を行っていたことを重く見た政府は12日、問題への対策を指示。文書の書き換えや改ざんを防ぐため、官公庁で使用するパソコンのキーボードからデリートキーとバックスペースキーを取り外す案が出されたが、「より抜本的な対策を講じないと国民の理解が得られない」との危機感から、紙とデジタルデータへの記録をやめ、粘土板に移行する案で最終調整に入った。
 デジタルデータの場合、書き換え後に元データが削除されたり、書き換え履歴が残らなかったり、重要なデータに限ってなぜか職員の個人用フォルダに保存されていたりするなどの欠点がある。また紙の場合でも、戦後まもなく占領軍への発覚を恐れた官僚や軍人が、組織に不利な書類を焼き捨てた歴史がある。
 一方、粘土板の場合は、一度乾燥させれば痕跡を残さずに書き換えることが難しく、また、焼却して隠ぺいを図ると、むしろ焼き固められて保存性が増すなど公文書管理の面で利点が多い。
 政府では与党の支持を取り付けた後、今月中にも公文書管理対策の一環として公表し、行政への信頼回復に努めたい考えだ。
 粘土板を使った記録について、公文書管理に詳しい京都大学歴史学部の坂本義太夫教授は「粘土板を使った文書記録は『目には目を』のハムラビ王に代表されるメソポタミア文明で発展した。王権国家や議会制民主主義が苦手な国にふさわしい管理方法だ」と評価する。
 
ところで、柳瀬唯夫元首相秘書官は朝日新聞が今年4月10日付の朝刊である文書の存在を報じたが、同日、「記憶の限りでは、愛媛県や今治市の方にお会いしたことはありません」とのコメントを発表していた。
 
その後、国会に招致された時には、「今でも愛媛県や今治市の職員がいたかどうかは分からないが、随行者の中にいたかもしれない」と答弁。
 
さらに突っ込まれると、これまで認めなかったことについては「定かな記憶がないのに必ず会ったとか、絶対に会っていないとか言うのはいずれの場合もうそになる可能性があった」と釈明した。
 
そして、今後はこのような「記憶がない」などと言い逃れができない記憶復元ソフトが開発されるという。
    
<「記憶にない」でも安心 記憶復元ソフト開発 千葉電波大 >
Kyoko Shimbun 2018.05.17 News
20180519_kyokou2.jpg

記憶復元のメカニズム
 
 千葉電波大学理学部の研究グループは16日、脳内に残る断片的な記憶イメージを使って忘れた記憶を復元するソフトを開発したと発表した。今後は特定の時点の出来事を簡単に思い出せる「復元ポイント」作成機能を追加し、商品化を目指す。
 記憶リカバリーソフト「メモリカバリ」は、人間の脳内イメージを読み取って映像化するAI技術を応用した。千葉電波大が経済産業省の支援の下で研究を進めてきた産学官連携プロジェクトで、ソフトウェアとして完成させたのは世界初だという。
 メモリカバリは、まず不要な情報だと判断した脳内の「ごみ箱」とも言える潜在意識から拾い出した記憶イメージの断片をAIによって画像処理。次にディスプレイに映し出された画像を本人に見せて、再度視覚から脳にイメージを送り込むことで顕在意識に変化させる。
 この顕在化したイメージを再び拾い上げると、最初のものよりはっきりした輪郭になる。これらの「再意識化」作業を繰り返してイメージに肉付けしていくことで、おぼろげだった記憶をはっきりとよみがえらせる仕組みだ。
 同大が男性にある日の行動を思い出してもらうよう行った実験では、最初に「ごみ箱」から抽出したイメージは黒く滲んだしみのようなものだったが、再意識化を繰り返すことで、それが文字だと分かり、さらにその文字が名刺に書かれた名前であることまで復元することができた。
 最終的に男性はその名刺を手掛かりに、来客と会っていたことを思い出したという。復旧までにかかった時間は2時間。普通に思い出せば1年以上かかるところを4千分の1以上の速さで復元した。
 研究を主導した千葉電波大学の深見学教授は「記憶を整理するメカニズムは、実はコンピュータとよく似ており、ドリルで脳に穴を開けるなど物理的に消去しない限り、どんな記憶でも断片は必ず残っている」と説明する。今後は、パターン学習を繰り返して画像の精度を上げるとともに、記憶イメージが明確なうちに、抽出した画像を外部記憶装置に保存しておく「復元ポイント」を定期的に自動作成する機能も追加したうえで商品化を目指したいという。
 「ソフトが普及すれば政治家や官僚が使いがちな『記憶にない』という説明や、『言った/言わない』『会った/会っていない』のような不毛な水掛け論もなくなるだろう。日常生活だけでなく政治の効率化も期待できる」と深見教授は話す。
 経済産業省は同日会見を開き、プロジェクトへの支援を打ち切ると発表した
 
いうまでもないが、上記の2本の記事は「虚構新聞」のネタ記事である。
 
そしてこの虚構新聞は4年前に産経WESTに、「99%嘘記事だらけ「虚構新聞」“1%の真実”の凄味…SNS炎上、海外メディアも騙された、その“実像”は」と詳細に紹介されていた。
 
今や日本の国会は自称最高権力者である人間や、それを取り巻く連中の「1%の真実」もない虚偽答弁で溢れている。
 
その虚偽答弁をそのまま伝えるメディアも「虚構メディア」に成り下がっているかも知れない。 
 
冒頭の、「政府 『セクハラ罪』存在せず 答弁書を閣議決定」のタイトルを見たときは、「これはたちの悪い冗談だろう」と思ったぐらいであった。
 
政府答弁書は国会議員からの「質問主意書」に対して、たとえその内容がどうであれ、極めて形式的にでも答弁書を作成し、閣議決定しなければならない。
 
それならば、誰かがこんな質問主意書を提出してはもらえないものか。
 
「安倍晋三首相は息を吐くように嘘を付くと言われていますが、いままで発した嘘答弁を示してください」
 
おそらくは、「安倍晋三首相は正直なお方で嘘答弁はしたことがございません」という答弁書が作成されるのではないだろうか、とオジサンは思う。    

posted by 定年オジサン at 12:09| 神奈川 ☁| Comment(0) | マスメディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする