2018年09月17日

電力は充分、さよなら原発!!


今年の夏の猛暑は過去に経験のないほどであったが、なぜか3年連続夏の節電要請は見送りになった。
 
電力需給から予想した電気の「予備率」は3%を下ると危険水域となるが、今年の春先の資源エネルギー庁のデータによれば2018年夏の見通しは東日本で4.4%以上、西日本・中部で6.7%以上と以前と比べると余裕があるという見通しであった。
 
そして猛暑になっても予測通りの電力の需給状態であり、夏の電力不足が解消された理由の一つに、太陽光発電の増加が挙げられることは言うまでもない。
 
「日経エネルギー」の「今夏の電力市場は『太陽光相場』に」という記事によれば、
 
日中に発電量が増大する太陽光由来の電気を使って、揚水発電用のダムや貯水池に水を汲み上げる運転を行っている。それでも太陽光による発電を吸収しきれず、火力発電の出力を下げている。家庭などでは太陽光発電の自家消費も行われており、その分、電力需要が減少する。つまり、電力は余剰気味の需給状況になっていると推測できる。

ということであった。
 
もちろん、太陽光発電は、曇りの日は発電量が大きく低下することは事実であり、一基あたりの出力が大きい原発の再稼動により電力供給を増加させる効果が大きいことも事実である。
 
九州電力の瓜生社長が「6〜7年止めているので(再稼働した原発に)何があるか分からない」と発言したように、再稼働した原発がトラブルで停止するなどして、電力需給が逼迫するリスクの方が大きい可能性がある。
 
即ち、一度停止した原発は再稼動しない方があらゆる点からも好ましいということになる。
 
むしろ原発再稼働は電力会社の赤字を減少するためである。
 
数年前の経済産業省の試算によれば、すべての原発が停止したとしても、その維持費に年間1.2兆円かかるという。
 
一方、稼働させるのにかかるコストは1.7兆円でさして変わらない。
 
原発が再稼働してどれくらいの電力が作れるかというと、電力の総売上高は15.5兆円、3.11の原発事故以前の日本の電力供給の原発依存度は約24%だから、原発が事故以前のように稼働すると、単純計算で原発から作られる電力は売上高で3.7兆円となる。
 
はやい話が経費が1.7兆円なので、2兆円の儲けであり、停止していれば1.2兆円の持ち出しだから、稼働と停止の差は3.2兆円となり、電力会社が原発を再稼働したいわけである。
 
しかし、原発再稼働とは、たかだか9社の電力会社の赤字を救うために、未来の日本人を危険に曝す暴挙に他ならない。
 
福島の事故を直視すれば明らかなように、高濃度の放射性物質で汚染された土地はかなりの期間利用できない。
 
安倍政権は国土強靭化などと言っているが、再稼働は国土荒廃化への第一歩である。
 
アベノミクスによる相場はうたかたの夢であるが、原発事故により拡散された放射性物質はうたかたの夢のようには消えず、長い悪魔のようにいつまでも残るのである。
 
だから、停止している原発は再稼動させず、稼働している原発は停止させ、将来的には長い長い廃炉の道を歩まなければならない。
 
三連休最後の「敬老の日」。
 
まだまだ祝ってもらう年齢ではないが、久々に今日はこれから「いのちをつなぎ くらしを守れ フクシマと共に 9.17さようなら原発全国集会」に出かけようと思う。
 
会場には敬うべき多くの先輩たちが集まることだろう、とオジサンは思う。
 
 
20180917_genpatusyukai.jpg
 
  
2018年9月17(月)敬老の日
代々木公園B地区(JR山手線「原宿駅」、地下鉄千代田線「明治神宮前駅」
千代田線「代々木公園駅」、小田急線「代々木八幡駅」)
11:00 出店ブース開店
12:30 開会 野外ステージ 司会 木内みどりさん
コンサート 音楽 うじきつよしさん、ゼロノミクス
13:30 発言
・呼びかけ人から 鎌田慧さん、落合恵子さん
   ・フクシマから
    難の問題 村田弘さん(福島原発訴訟かながわ原告団団長)、他
   ・東海第二原発訴訟原告団から
   ・原発ゼロ法案について
    吉原毅さん(原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟会長)
   ・戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会から
    福山真劫さん(戦争させない・9 条壊すな総がかり行動共同代表)
15:10 デモ出発
    渋谷コース:会場→渋谷駅前→明治通り→神宮通公園解散   
    原宿コース:会場→原宿駅→表参道→外苑前駅周辺解散

 
posted by 定年オジサン at 10:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | 原発関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする