2017年07月17日

海の日に考え思う事

九州北部では記録的な豪雨のためにかなりの死傷者が発生しているが、関東地方では雨が例年より少なく水がめと言われる主要ダムの利根川水系8ダムの貯水率が47%と1か月前に報道されていた。
 
8つのダムのうち、規模が大きい矢木沢ダム(群馬県)の貯水率は20%にとどまっており、これから農業用水や都市用水の需要期を迎えることから、「深刻な状況」となっている。
 
これは冬期に記録的な少雪だった上、5月の雨量も例年の半分程度だったことが要因らしいのだが、関東地方整備局は「このまま雨が降らなければ取水制限せざるを得ない」と7月から10%の取水制限も考えているという。
 
昔から言われる「カラ梅雨」なのだが、まだ梅雨明け宣言が出ていないにもかかわらず、連日の真夏日が続いているが、総務省消防局の「熱中症情報」によれば、「7月3日〜7月9日までの全国の熱中症による救急搬送人員は、4241人 昨年より同時期で1000人ほど減少」ということなので、それなりの熱中症対策が進んでいるのかもしれない。
 
都内の繁華街などでインタビューに対して一番必要なものは「お金」と答える若者が多い。
 
それはある意味では事実なのかも知れないが、砂漠で仮に「100万円」持っていても、水分が無ければ生きて行けない。
 
そもそもヒトは水がなければ生きてはいけない動物であることは言うまでもない。
 
年齢と体内水分の比率は平均的には、赤ん坊は80%が水分、小学生は75%、大人は約60%、そして高齢者は50%だという。
 
これは歳をとるということは体内から水分が抜けていくということになる。
 
オジサンも前期高齢者から数年経っており体内水分は50%前後ということになる。
 
しかし、積極的に水分を取る必要がある、といって昼間から冷たいビールを飲む言い訳にはならない、といつもオバサンに監視されている。
 
ある資料によると、人体を構成する組織の中では「目の網膜」が水分の比率が最も高く92%、次は血液で約82%、続いて「筋肉」が76%、「脳」が約75%、そして「皮膚」が72%、硬い骨ですら22%が水分である。
 
体の器官別にみてみると、水分量の第1位は脳である。
 
脳内はリンパ液と呼ばれる豊富な水分で満たされた頭蓋の中に、いわば豆腐のような脳が浮かんでいる状態で存在している。
 
このような浮遊状態のために外部からの衝撃が直接脳に及ばず、いわゆるショックアブソーバーの役割も水がはたしている。
 
さらに、脳内に十分な水分があることにより、電気信号が流れやすくなるという。
 
それはイオンの移動がスムースになり、神経細胞が揺らぎやすくなるらしい。
 
この反対に脳内水分が少なくなると様々な症状が起きてくる。
 
米国の老化防止医学協会の調べでは、脳内水分(約75%)が1〜3%減少するとイライラが始まり、集中力が減退するという。
 
3〜5%の減少では"ボケ"や物忘れが頻発するようになる。
 
人前で話すときや試験に臨むときには、コップ1杯の水が大きな力を発揮するという。
 
講演会などで講師の演台に必ずコップ付の容器に水が入っているのは、単に喉を潤すだけではなく、イライラが解消され集中力が増す効果があるというわけである。
 
ここで思い出すのは3年前、日刊ゲンダイが、「『ラドン』の次は『磁気玉水』 安倍首相“民間療法”頼みの心理」という記事の中で、「安倍首相が飲んでいるのは、パチンコ玉大のセラミックボールを浸した〈情報水〉というシロモノです。なんでも磁気を含んでいるとかで、胃腸の働きが良くなり、体調が安定するそうです」と関係者の話を紹介していた。
 
1個1万800円のセラミックボールだそうで、漢方やミネラルなど、体にいい成分の磁気情報をバイオIT(生命情報記憶伝達技術)で水に転写。その水と粘土を混ぜて作ったモノだという。
 
安倍晋三の水筒から飲むシーンは4年前から国会内の委員会で良く見られたのだが、最近は見かけない。
 
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そうすると長時間委員会に拘束状態になり脳内水分補給が十分にいかなくなり「イライラが始まり、集中力が減退する」という症状が顕著になり、それが野党側の質問に対して攻撃的な答弁を繰り返したということなのかもしれない。
 
さて、水の話題の次は海の話である。
 
オジサンの若い頃は、「海の記念日」という民間での記念日であった。
 
もちろん、この海の記念日というのは、明治天皇が明治9年に東北地方を巡幸されたのち「明治丸」という船にご乗船し、7月20日横浜港に無事ご帰着された事に由来したとされている。
 
しかしなぜか1995年に「国民の祝日に関する法律」で「7月の第三月曜日」とされ、一連の「連休を増やす」という政策から、ほとんど意味の無い休日になってしまった。
 
もっともそんな由来なんか関係ない、休みが増えることを歓迎する勤労者たちからすれば、反対する余地がない。
 
同じ海でも本土からは遠く離れた沖縄県名護市の辺野古海の破壊は現在も続いている。
 
当初は「世界一危険な飛行場」と言われた普天間飛行場(基地)を返還する見返りに辺野古に新基地を建設するということになっていたはずであった。
 
ところが、返還にはいくつかの条件があり、それがクリアされないと普天間は返還されないということが明らかになった。  
<稲田氏発言が波紋 普天間返還条件 未達成なら「返還なし」>
 2017年7月4日 11:00 琉球新報
 米軍普天間飛行場の返還を巡り、稲田朋美防衛相が移設先の名護市辺野古の新基地建設が進んだとしても、それ以外の返還条件が満たされない場合は普天間が返還されないと明言し、沖縄県議会で議論になるなど波紋を呼んでいる。返還条件は8項目あり、防衛省も従来、条件が満たされなければ返還されないとの見解を示している。ただ防衛相が「返還できない」と明言したのは初めて。辺野古新基地が建設されても普天間が返還されないと明示したもので、継続使用されれば負担が増大する可能性を示したことになる。
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8の返還条件のうち一つしか達成していないことが明らかになった米軍普天間飛行場
 
 稲田氏の発言があったのは6月15日の参院外交防衛委員会。民進の藤田幸久氏への答弁だった。藤田氏は普天間飛行場の返還条件の一つ「長い滑走路を用いた活動のための緊急時における民間施設の使用の改善」を挙げ、米側と調整が進まない場合に普天間が返還されないことがあるか確認した。
 普天間飛行場の返還条件は2013年4月、日米両政府が合意した嘉手納基地より南の米軍基地の返還・統合計画で決まった。
 条件は
 (1)飛行場関連施設等のキャンプ・シュワブへの移転
 (2)航空部隊、司令部機能、関連施設のシュワブへの移設
 (3)必要に応じた飛行場能力の代替に関連する航空自衛隊新田原基地・築城基地の緊急時の使用のための施設整備
 (4)代替施設では確保されない長い滑走路を用いた活動のための緊急時における民間施設の使用の改善
 (5)地元住民の生活の質を損じかねない交通渋滞、諸問題の発生回避
 (6)隣接する水域の必要な調整の実施
 (7)施設の完全な運用上の能力の取得
 (8)KC130空中給油機の岩国飛行場の本拠地化−の8項目となっている。
 
藤田氏が問いただしたのは(4)の項目だ。普天間飛行場は滑走路約2700メートルだが、辺野古はオーバーランを含めても約1800メートルで、短くなる。そのため米側が「大型の航空機などが使用できる滑走路を求めている」(防衛省関係者)ため、民間空港の使用が想定されるという。
 ただ現状では日米間の協議で使用する空港は決まっていない。そこで、稲田氏は仮定の話だとした上で「普天間の前提条件であるところが整わなければ、返還とはならない」と明言し、新基地が建設されても普天間が返還されない可能性を繰り返した。
 返還条件の8項目については、防衛省も本紙の取材に対し、条件を満たしているのは(8)だけだと回答しており、稲田氏と同様の見解を示している。
 現在、嘉手納基地ではSACO最終報告に違反する形で移設したはずの旧海軍駐機場が使用されている。県や嘉手納町が問題視する中、米軍は2009年の日米合同委員会で「必要に応じて使用」に合意したと主張している。
 騒音問題に配慮して住宅地近くから嘉手納基地中央部に移されたため、旧海軍駐機場は使用されないとみられていた。だが、1月の移転完了後も外来機の飛来が相次いでいる。日本側は「必要に応じて使用」するとした合意の存在を否定する。一方で米側に対し、旧海軍駐機場の使用を禁止するようには求めておらず黙認している状態だ。
 今後、普天間飛行場についても、辺野古新基地が建設されても他の返還条件が満たされない場合、米軍が辺野古と同時に使用する可能性は否定できない。4月から新基地の埋め立て本体工事が進められているが、普天間飛行場の返還条件という根本の議論が改めて注視されている。

6月15日当時の在京各社のWeb版を調べてみると、加計学園疑惑を巡る文科省の内部文書の対応や、共謀罪の強行採決と国会閉会という時期と重なっており、紙面で取り上げた形跡はなかったようである。
 
在京メディアが伝えないとなかなか沖縄の現状と辺野古新基地建設反対運動の状況も一般の人には伝わらない。
 
そのような人は、せめて、沖縄意見広告運動に参加したり、僅かな寄付でも力となる、「辺野古基金、6億2930万円に 寄付11万2113件」へのオジサンのような貧者の一灯を試みてはどうだろうか、とオジサンは思う。

posted by 定年オジサン at 11:54| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 辺野古新基地建設問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする